新たな弥生は「法令改正」にしっかり対応! 最新版「弥生20 シリーズ」製品発表会速報

弥生株式会社が、最新版のデスクトップアプリ「弥生20シリーズ」を11月15日に発売します。リリースに先駆けて、11月7日に新商品発表記者会見が行われました。
最新版の特徴を紹介します。

弥生株式会社の岡本浩一郎社長

「法令改正対応」と「業務効率化」を刷新・強化

今回の新シリーズが重点的に刷新・強化したのは「法令改正対応」と「業務効率化」の領域です。

法令改正

消費税法の改正(消費税10%引き上げ、軽減税率の導入)と、将来のインボイス導入に対応するため、機能を刷新しました。具体的には、

・消費税10%の自動計算
・軽減税率8%、複数税率の入力、税率別の自動計算
・各種帳票・消費税申告書への対応(やよいの青色申告 20、弥生会計 20のみ)
・区分記載請求書の作成と印刷(やよいんお見積・納品・請求書 20、弥生販売 20のみ)

といった新様式の消費税申告書作成への対応はもちろんのこと、機能面では

・入力補助ツールの項目に軽減税率に対応する取引を追加
・「かんたん取引入力」の税率変更に対応
・スキャンデータ取込で複数税率を解析

といった、軽減税率に関わる会計業務をスムーズにする細やかなブラッシュアップがなされています。

また、政府主導で推進している電子申告・電子申請領域の機能も強化。
弥生が自社開発した電子申告(e-Tax)モジュールで、個人事業主がかんたんに電子申告できる仕組みを提供します。

業務効率化

業務効率化の面では、弥生会計シリーズの自動取込・自動仕訳機能について

・金融機関との口座連携機能のAPI連携推進
・AIによる推論制度の向上

などにより、会計業務をより一層効率化します。

今回特に大きいのは、法令改正に関わる対応です。消費税法改正の施行から、将来的なインボイス制度導入、行政手続きの電子化加速など、経営にダイレクトに影響がある法令改正が続きます。

弥生の調査によると、既に軽減税率の導入によって「業務の負担や新たな問題が増えた」、もしくは、「増えることを予想している」と答える事業者の割合が急増しているようです。特に経営者は、実務面で実際に対応が求められるタイミングになってから慌てることがないように、早め早めに対応を考えたいところですね。

カテゴリ 便利なサービス
関連タグ 弥生会計 消費税
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

便利なサービスの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【国税庁】令和5年分確定申告書等作成コーナーが公開
2024年1月4日、国税庁は、令和5年分確定申告書等作成コーナーを公開しました。 国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」では、画面の案内に沿って金額等を入力するだけで、所得税、消費税及び贈与…
「弥生」が会計事務所の記帳代行業務を効率化する 「記帳代行支援サービス」を開始
2020年9月28日、弥生株式会社は、「記帳代行支援サービス」を開始したことを発表しました。 「記帳代行支援サービス」は、会計事務所が顧問先(事業者)の代わりに会計帳簿作成を行う業務を支援するサービス…
弥生、東北地方初となる仙台営業所を新設
会計ソフト「弥生会計」を展開する弥生株式会社は、5月13日に仙台営業所を新設しました。 東北初となる仙台営業所を新設した目的は、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島の東北6県で、会計事務所とのパートナー…
ジャパンネット銀行と弥生、公式連携を開始
株式会社ジャパンネット銀行と、弥生株式会社は、弥生が提供する口座連携機能とジャパンネット銀行が提供するインターネットバンキングの参照系APIとの連携開始を発表しました。 ジャパンネット銀行に口座を持ち…
インボイス未だ7割の起業家が未登録!その理由・創業手帳が起業家に独自調査
2023年10月1日からスタートとなったインボイス制度ですが、連日メディアやSNSなどで様々な意見が取り沙汰されています。 そこで、起業家・経営者向けメディアである創業手帳では、会員を対象に9/27か…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集