注目のスタートアップ

衛星データを活用した不動産仕入れ支援スタートアップ「WHERE」が4.6億円調達

company

2025年12月25日、株式会社WHEREは、デットファイナンスによる総額約4億6000万円の資金調達を発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は約11.1億円となりました。

WHEREは、衛星データとAIを活用し、不動産の探索・評価・管理・アプローチを一括で支援するサービス「WHERE」を開発・提供しています。

2025年10月に、再生可能エネルギー事業向けの新機能群「ENERGYアップデート版」を実装し、太陽光発電所や蓄電所の用地仕入れにも対応しました。

今回調達した資金は、さらなるプロダクト強化、顧客基盤の拡大、組織体制の整備に活用します。


不動産事業における「仕入れ業務」とは、開発や販売のために適切な土地や物件を見つけ、評価し、権利関係を整理したうえで地権者へアプローチする一連のプロセスを指します。この業務は、膨大な情報収集や現地調査に依拠しており、時間と人員を必要とする非効率性を課題として抱えています。さらに、地権者情報の把握や交渉の難しさも、仕入れのスピードと精度を阻害する要因です。

こうした課題に対応するため、WHEREは衛星データとAIを活用し、不動産の探索・評価・管理・アプローチを一気通貫で支援するサービス「WHERE」を提供しています。候補地の抽出から地権者情報へのアクセスまでを統合的に行うことで、従来の「足で稼ぐ」調査をデジタル化し、効率的かつ戦略的な仕入れに貢献しています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ WHERE 不動産 衛星データ
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

物件検索エンジン「estie」がβローンチ
2018年12月13日、株式会社estieは、「estie」のβ版をローンチしたことを発表しました。 「estie」は、、独自開発したAIによるオフィスの推定適正賃料を開示し、企業の移転業務を効率化す…
不動産投資アプリを運営する「Propally」が1.1億円調達
2025年7月3日、Propally株式会社は、総額1億1000万円の資金調達を発表しました。 Propallyは、個人投資家向け不動産投資アプリ「Propally(プロパリー)」と、不動産会社向け顧…
不動産投資クラウドファンディング「CREAL」のプロジェクト「第24号沖縄専門学校ファンド」8億円超満額調達完了
2019年12月16日、株式会社ブリッジ・シー・キャピタルは、「CREAL(クリアル)」において、11月25日より投資申込受付を開始した沖縄県宜野湾市の「第24号沖縄専門学校ファンド」の募集額を、12…
セカンドホームのサブスクリプションサービス「SANU 2nd Home」展開の「Sanu」が「ケネディクス」から6億円調達
2022年2月22日、株式会社Sanuは、ケネディクス株式会社から約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Sanuは、セカンドホームサブスクリプションサービス「SANU 2nd Home」を…
小型衛星群による地球観測インフラ「AxelGlobe」や小型衛星開発事業などを展開する「アクセルスペース」が資金調達
2023年4月5日、株式会社アクセルスペースホールディングスは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先である、株式会社Space Compass、東京海上ホールディングス株式会社との間で…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集