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宇宙ビッグデータとAI解析を組み合わせた水道DXソリューションなどを展開する「天地人」が1億円調達

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12月16日、株式会社天地人は、総額約1億円の資金調達を発表しました。

また、今回の資金調達により、累計調達額は約19億円となりました。

天地人は、宇宙ビッグデータとAI解析技術を組み合わせ、地上の見えないリスクや価値を可視化するソリューションを展開するJAXA認定ベンチャーです。

現在、水道DXソリューション「宇宙水道局」をコア事業としています。

「宇宙水道局」は、水道管における漏水リスクの評価管理システムです。衛星データとAI技術を活用し、漏水リスク評価に基づく音聴調査や管路更新を支援しています。

また、農業や再生可能エネルギーにおける社会課題を起点に、独自のアルゴリズム・分析エンジン・自社衛星の開発を通じて、一貫したソリューションの提供に挑戦しています。

今回調達した資金は、エンジニアの採用、開発体制の強化、国内・海外展開・営業網の拡大、データインフラの整備、自社データ基盤の構築、クラウド基盤の強化、ブランド構築、市場認知の拡大などに活用します。


小型人工衛星の普及に伴い、宇宙ビジネスは急速に拡大しています。その中でも衛星サービスは宇宙ビジネスの中核を担う分野として注目され、今後のさらなる成長が期待されています。

衛星サービスは、主に小型衛星から得られる膨大なデータを分析・活用し、社会や産業に還元する取り組みです。その応用範囲は、農地の生育状況や土壌環境分析による収穫予測、商業施設の売上予測や消費者行動解析、災害発生時の被害予測・対策支援、インフラの老朽化診断や維持管理支援など多岐にわたります。

天地人は宇宙ビッグデータとAI解析技術を組み合わせ、気候・環境・土地に関する高度な分析サービスを提供しています。コア事業「宇宙水道局」では、水道管の漏水リスクにおいて従来の点検では把握しづらかった部分を可視化することで、限られた人員や予算の中でも効率的かつ効果的にインフラを維持管理できるようにしています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ インフラ 天地人 管理 衛星データ
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