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造血幹細胞を利用した新たな細胞治療法を開発する「セレイドセラピューティクス」が10.55億円調達

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2025年10月7日、セレイドセラピューティクス株式会社は、総額10億5500万円の資金調達を発表しました。

セレイドセラピューティクスは、人の血液の源となる造血幹細胞を選択的に体外増幅する独自技術を持つ東大発・筑波大発のスタートアップです。

造血幹細胞を利用し、血液がんや難治性血液疾患・遺伝子疾患に対する新しい細胞治療法などを開発しています。

今回調達した資金は、CLD-001(小児希少血液疾患に対する新規ex vivo増幅造血幹細胞治療製品)の米国臨床試験開始に向けたGMP製造および非臨床試験、造血幹細胞増幅プラットフォームの強化、細胞・遺伝子治療分野への応用拡大に活用します。


細胞治療は再生医療の中核として期待される分野です。

造血幹細胞は骨髄や臍帯血に存在する細胞です。自己複製と分化によって血液細胞を供給するため、血液がんや免疫疾患に対する移植療法として用いられます。

従来の同種骨髄移植はドナー適合性やドナー負担、移植後の重篤な副作用といった課題を抱えており、臍帯血や末梢血由来の造血幹細胞の利用が注目されています。

しかしながら、臍帯血は採取時のドナー負担がなく副作用リスクが相対的に低い利点がある一方で、移植に必要な細胞数が不足しがちです。

セレイドセラピューティクスは臍帯血・末梢血中の造血幹細胞を体外で大量増幅する技術を開発し、供給量の制約を解消することで、適合性や安全性を改善した次世代の細胞治療製品の実現を目指しています。

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カテゴリ 有望企業
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