注目のスタートアップ

車窓XRを開発する「DUAL MOVE」が2.7億円調達

company

2025年10月6日、株式会社DUAL MOVEは、2億6600万円の資金調達を発表しました。

引受先は、TPR株式会社です。

DUAL MOVEは、自動車などの車窓への映像表示を可能にし、車窓越しに見える実際の景色に重ね合わせるXRコンテンツ(車窓XR)を表示するための技術を開発しています。

これまでに透明パネルに裸眼3D映像を表示する装置、tXRディスプレイの開発に成功しています。

今回調達した資金は、tXRディスプレイのさらなる開発、車窓への実装と量産化に向けた開発パートナーの探索、車窓以外の領域への応用展開に活用します。


透明ディスプレイは、実世界の視界を損なうことなくデジタル情報を重ねて表示できる特性を活かし、ショーウィンドウの販促やデジタルサイネージ、車載HUDなど幅広い用途で導入が進んでいます。

そして、ICTの進展に伴い、革新的な表示技術へのニーズが一層高まっており、透明ディスプレイのさらなる進化が期待されています。

こうした潮流のなか、DUAL MOVEは自動車などの車窓に映像を投影し、XRコンテンツを表示するための技術を開発しています。

自動運転の実用化が進めば、従来の個人所有から無人タクシーや無人バスといったモビリティサービスへの移行が見込まれ、その車窓はルート案内や周辺情報の表示、さらには広告メディアとして大きな役割を果たす可能性を秘めています。

DUAL MOVEはこの未来を見据え、次世代型情報表示技術「車窓XR」の実用化に向けた開発を進めています。

事業の成長には資金調達や、シナジーの見込める企業との事業連携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、創業期の資金調達について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 3D AR MR XR コンテンツ メディア 技術 株式会社 自動車 自動運転技術 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「ワクザワ」がARにより飲食店のメニューを実物大で表示させるサービス「menuR」をローンチ
2020年7月21日、ワクザワは、「menuR」を7月21日(火)にローンチしたことを発表しました。 「menuR」は、AR技術を活用して飲食店のメニューが現実空間に実在するかのように表示するサービス…
専用カメラでジム運営をAI化する「GYMDX」を提供する「Opt Fit」が資金調達
2022年7月27日、株式会社Opt Fitは、資金調達を実施したことを発表しました。 Opt Fitは、ジム内に専用AIカメラを設置することでジム運営をAI化するサービス「GYMDX」を提供していま…
ゼロコードAI製品を提供する「RUTILEA」が3億円調達
2023年9月11日、株式会社RUTILEAは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 RUTILEAは、ゼロコードAI製品を開発・提供しています。 AIの導入プロセスのうち、障壁となる…
課題解決ゲームプラットフォーム事業を展開する「Digital Entertainment Asset」が10億円調達
2025年1月29日、Digital Entertainment Asset Pte.Ltd.(DEA)(本社:シンガポール)は、DEAの持株会社PlayMiningに対し、株式会社ZUUの連結子会社…
eスポーツの大会開催支援ツール「e-players」提供の「Papillon」が1,000万円調達
2021年10月20日、株式会社Papillonは、総額1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 eスポーツの大会開催支援ツール「e-players」を開発・提供しています。 スマートフ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集