注目のスタートアップ

キャンセル料金のデジタル請求SaaS「請求できるくん」を提供する「AccordX」が資金調達

company

2025年7月16日、株式会社AccordXは、資金調達を発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は2.1億円となりました。

AccordXは、キャンセル料金のデジタル請求に特化したSaaS「請求できるくん」を提供しています。

少額債権の請求・督促・回収を自動化し、事業者と消費者双方の負担を軽減するソリューションです。

また、支払い完了に対してクーポンを発行することで、請求の場面を関係修復のきっかけとし、顧客の再来店を促すこともできます。

飲食事業者を中心に、上場企業から個人事業主まで幅広く、全国で4000以上の店舗に導入されています。

今回調達した資金は、「請求できるくん」の機能強化や組織体制の強化に活用します。


レストランや宿泊施設など、予約制でサービスを提供する事業では、顧客の予約キャンセルへの対応が重要な課題のひとつです。

一般的には、事業者が定めたキャンセルポリシーにもとづき、予約日までの残日数に応じてキャンセル料を請求する仕組みが採用されています。

しかし、実際の運用では、キャンセル料の請求業務にさまざまな課題が発生します。顧客ごとに電話・メール・郵送など複数の連絡手段を使い分ける必要があり、業務負担が増大しやすくなります。さらに、キャンセル料の請求がトラブルに発展するケースもあり、スタッフの精神的な負担につながることも少なくありません。

こうした課題に対する解決策のひとつとして、予約時にクレジットカードによる事前決済を導入する方法があります。これにより、キャンセルが発生した際にはキャンセル料を自動的に徴収でき、業務負担の大幅な軽減が可能となります。ただし、クレジットカードを利用できない顧客には対応が難しくなり、結果として一部の顧客層を取りこぼすリスクがある点には注意が必要です。

このような背景を踏まえ、AccordXは、キャンセル料の請求から回収までを自動化するソリューション「請求できるくん」を提供しています。

シリーズ累計250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の飲食に特化した別冊「飲食開業手帳」では、出店に関するノウハウや、資金繰りの改善方法、スタッフの採用・教育など、飲食店の開業に必要なノウハウを提供しています。

また、ビジネスの成長には資金調達や提携も重要です。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB レストラン 効率化 回収 支払い 株式会社 自動 自動化 請求 資金調達 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

EV充電インフラ「Terra Charge」などを展開する「Terra Motors」が40億円調達
2023年6月26日、Terra Motors株式会社は、総額40億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Terra Motorsは、電気自動車(EV)向けの充電サービス「Terra Charg…
オンライン教育サービス「BOOSTA」において新卒研修「AIエンジニア育成特別コース」が開始
2021年2月9日、INTLOOP株式会社は、運営する「BOOSTA」において「AIエンジニア育成特別コース」の受講生募集を開始したことを発表しました。 「BOOSTA」は、オンライン教育サービスです…
飲食業界向けの調理ロボットを開発・提供する「New Innovations」が11.6億円調達
2025年5月27日、株式会社New Innovationsは、総額約11億6000万円の資金調達を発表しました。 New Innovationsは、飲食業界向けの調理ロボットを開発・提供しています。…
食事指導補助ツール「カロミルアドバイスfor保健指導」に特定保健指導の「継続支援」に対応した新機能を追加
2020年10月15日、ライフログテクノロジー株式会社は、「カロミルアドバイスfor保健指導」に新機能を追加したことを発表しました。 「カロミルアドバイスfor保健指導」は、特定保健指導の指導者や、食…
AI映像対話システム「Talk With」開発・提供の「シルバコンパス」が1億円調達
2022年5月31日、株式会社シルバコンパスは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 シルバコンパスは、AI映像対話システム「Talk With」を開発・提供しています。 AIと映像を組…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集