「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」第3回公募要領が公開(8月下旬申請締切予定)

subsidy

2025年6月27日、中小企業庁は、「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」の第3回公募要領を公開しました。

業務プロセスの自動化・高度化やロボット生産プロセスの改善、デジタルトランスフォーメーション(DX)等、中小企業等の個別の現場の設備や事業内容等に合わせた設備導入・システム構築等の多様な省力化投資を促進する事業です。

スケジュール

8月上旬申請受付開始(予定)
8月下旬申請締切(予定)

中小企業省力化投資補助金「一般型」の解説記事はこちら>>
【令和7年度】中小企業省力化投資補助金とは?仕組みやメリット、申請フローなどを徹底解説!

AI、IoT、ロボティクスなどの先端技術の急速な進展は、ビジネス環境や社会構造に抜本的な変革をもたらしています。

海外では、これらのテクノロジーを積極的に取り入れ、着実な成果を上げている企業が数多く存在します。一方、日本国内においては、デジタルトランスフォーメーション(DX)対応の遅れが顕在化しており、大きな課題となっています。経済産業省の試算によれば、2025年までにDXが進まない場合、年間最大12兆円規模の経済損失が生じる可能性があると指摘されています。

DXとは、単なる業務のデジタル化にとどまらず、AI、IoT、ロボティクス、ビッグデータなどを活用し、業務プロセスやビジネスモデルそのものを再構築することで、企業の競争優位性を高める取り組みを指します。

現在、国内では主に大手企業を中心にDXが推進されている一方で、中小企業においては、人材・資金などの経営資源の制約から、導入が進みにくい状況が続いています。しかし、グローバル競争が一段と激化する中、DXの遅れは国際競争力の格差を広げる要因となり得ます。今後は、企業規模を問わず、デジタル対応が経営の最優先課題となるでしょう。

こうした背景を受け、政府も中小企業のDX推進を強力に支援しています。代表的な支援事業のひとつが、「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」です。これは、業務効率化や生産性向上を目的とした設備・技術導入に対し、資金面での支援を行うものです。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ DX IoT システム デジタルトランスフォーメーション デジタル化 ロボット 中小企業 中小企業庁 中小企業省力化投資補助事業(一般型) 公募 導入 投資 構築 生産性向上 省力化 第2回 自動化 補助 補助事業 補助金 設備 高度化
詳細はこちら

中小企業省力化投資補助事業(一般型)の第3回公募要領を公開しました

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【東京】「中小企業等による感染症対策助成事業」 2022年4月からリニューアル
東京都中小企業振興公社は、令和4年「中小企業等による感染症対策助成事業」について発表しました。 中小企業が感染防止対策として各業界団体の感染症防止ガイドライン等に沿った取組みを行う場合に助成金を交付し…
【東京都】令和6年度「中小企業の外国人従業員に対する研修等支援助成金」
東京都は、2024年度「中小企業の外国人従業員に対する研修等支援助成金」について発表しました。 中小企業における外国人従業員の定着を促進するとともに、ウクライナ避難民の就労を後押しするため、外国人従業…
「令和5年度中小企業者に関する国等の契約の基本方針」が閣議決定
2023年4月25日、「令和5年度中小企業者に関する国等の契約の基本方針」が閣議決定されました。 「官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律」にもとづき、官公需における中小企業・小規模事業者…
製造業特化の設備保全業務効率化SaaSを開発する「FAcraft」が資金調達
2024年4月9日、株式会社FAcraftは、資金調達を実施したことを発表しました。 FAcraftは、製造業に特化した設備保全業務効率化SaaSを開発しています。 修理状況を把握・共有できる機能、画…
「フィットテスト測定機器等購入補助金(定性的フィットテスト測定キット購入補助金)」
公益社団法人全国労働衛生団体連合会は「フィットテスト測定機器等購入補助金(定性的フィットテスト測定キット購入補助金)」を実施しています。 労働安全衛生法の新たな化学物質規制の導入に伴い、令和6年4月か…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集