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無人・非対面の24時間レンタカーサービス「オールタイムレンタカー」を展開する「バリュートープ」が1億円調達

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2025年6月6日、バリュートープ株式会社は、総額1億円の資金調達を発表しました。

バリュートープは、無人・非対面の24時間レンタカーサービス「オールタイムレンタカー」を展開しています。

アプリから予約・解錠・返却・決済まで、すべて非対面で完結できる24時間対応のレンタカーサービスです。

2025年6月現在、渋谷・新宿・恵比寿・五反田など山手線沿線の一部エリアでサービスを展開しています。

今回調達した資金は、山手線全駅とその周辺を中心とした東京都心部での拠点展開や、UXの最適化とカスタマーサクセス体制の強化、カーシェア型レンタカーのモデル確立などに活用します。


若年層の車離れや都市部における公共交通機関の充実、車の維持費の高さ、環境意識の高まりなどを背景に、特に都市部ではマイカーの所有が必須ではなくなりつつあります。その結果、レンタカーなどのサービスを通じて自動車を利用するというスタイルへと変化しています。

こうした流れのなかで、観光や旅行においては、自由でパーソナルな移動を実現する手段としてレンタカーのニーズが拡大しています。そして、その需要の高まりとともに、多様な利用者のニーズも明確になってきています。

レンタカーは、店舗で対面による手続きを行い、車を受け取り、利用後にはその店舗に返却するという利用方法が一般的です。しかし、このようなサービス形態では、営業時間に制限があるため利用者の柔軟なスケジュールに対応しづらく、また店舗スタッフへの依存により人手不足がボトルネックとなることもあります。さらに、店舗の立地に左右される点や、突発的なニーズに応じにくいといった課題も存在しています。

こうした課題に対応するため、近年では無人での貸出や、スマートフォンで手続きが完結するセルフサービス型のレンタカーサービスが注目を集めています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
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