【3月下旬申請締切予定】「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」第1回公募要領が公開

subsidy

2025年1月30日、中小企業庁は、「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」の第1回公募要領が公開されたことを発表しました。

「中小企業省力化投資補助金」は、中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするため、人手不足に悩む中小企業等がIoT・ロボット等の人手不足解消に効果がある設備を導入するための事業費等の経費の一部を補助するものです。

従来の「カタログ注文型」とは異なり、「一般型」は業務プロセスの自動化・高度化や、ロボット生産プロセスの改善、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、中小企業の個別の現場設備や事業内容などに合わせた設備導入・システム構築など、多様な省力化投資を支援します。

スケジュール

3月上旬に申請様式を公開し、3月中旬申請受付開始、3月下旬申請締切予定です。

中小企業省力化投資補助金について、詳しくはこちらの記事を>>
【令和7年度】中小企業省力化投資補助金とは?仕組みやメリット、申請フローなどを徹底解説!

AI・IoT・ロボットなどのテクノロジーが著しい発展をみせています。これらの先端技術は既存のビジネスやそのあり方、そして社会などさまざまなものを一変させる可能性を秘めています。

すでに海外企業では、テクノロジーを積極的に取り入れてビジネスを変革させ、大きな業績を上げている企業も散見されます。

こうしたなかで経済産業省は、2025年までに日本企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を達成できなければ、年間最大12兆円の経済損失が生じる可能性があることを警告しています。

DXは、単なるデジタル化ではなく、AI・IoT・ロボットなどの最先端技術を活用して企業の業務やビジネスモデルを根本から変革し、競争力を高める施策です。

現在、国内では大企業を中心にDXが進んでいます。一方で、中小企業はリソース不足などからDXが進んでおらず、また今後も進める予定はないとする企業も一定数存在しています。

しかし産業のグローバル化が進展する現在、DXに対応しない企業は、DXに対応する海外企業との差が開き、相対的に競争力が低下していくことになります。

そのためデジタル化やDXは企業の競争力を確保するための必須の取り組みとして認識されており、国はとくに中小企業のデジタル化・DXを後押しするためさまざまな補助金・助成金事業を展開しています。

「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」はそんな補助金の一種です。

「中小企業省力化投資補助金」は昨年も実施されましたが、こちらは「カタログ注文型」であり、補助事業に登録された製品から選んで申請する必要があり、申請できる中小企業が限られていました。

しかし今回新たに追加された「一般型」は、その制限がなく、柔軟なシステム整備・デジタル化が可能です。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ DX IoT システム デジタルトランスフォーメーション デジタル化 ロボット 中小企業 中小企業庁 中小企業省力化投資補助事業(一般型) 公募 導入 投資 構築 生産性向上 省力化 自動化 補助 補助事業 補助金 設備 高度化
詳細はこちら

中小企業省力化投資補助金(一般型)

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

水産養殖テックの「UMITRON」が3億円調達
平成30年9月11日、シンガポールを拠点とするUMITRON PTE. LTD. は、約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、スパークス・グループが運営する未来創生ファンドです。 …
転職・副業プラットフォーム「gigbase」を運営する「ギグベース」が不動産業界向けDXサービスを展開する「Casa」と資本業務提携
2023年6月12日、ギグベース株式会社は、株式会社Casaと、資本業務提携を締結したことを発表しました。 ギグベースは、スキルを起点に企業とつながる転職・副業プラットフォーム「gigbase」、全国…
全方向移動ロボットによる複数台での自律協調搬送・作業システムを開発する「TriOrb」が4,000万円調達
2023年4月26日、株式会社TriOrbは、4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TriOrbは、九州工業大学の発明である球駆動式全方向移動機構をコア技術に産業技術総合究所で研究・…
酪農産業のDXを推進する「ファームノートホールディングス」が「明治ホールディングス」から資金調達
2023年8月2日、株式会社ファームノートホールディングスは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、明治ホールディングス株式会社です。 ファームノートホールディングスは、傘下に酪農IoTソ…
【総務省】消防用設備等の定期点検に活用できる新たなデジタル技術を公募
2023年10月27日、総務省は、「消防用設備等の定期点検に活用できる新たなデジタル技術」の公募について発表しました。 消防用設備等の定期点検について、最新のデジタル技術等を活用して現行の点検手法等を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集