注目のスタートアップ

運転代行配車プラットフォームやドライバー提供プラットフォームを展開する「Alpaca.Lab」が3億円調達

company

2024年11月28日、株式会社Alpaca.Labは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は約8億円となりました。

Alpaca.Labは、運転代行配車プラットフォーム「AIRCLE(エアクル)」と、ドライバー提供プラットフォーム「AIRCLE ONE(エアクルワン)」を展開しています。

「AIRCLE」は、アプリを通じてユーザーと運転代行業者をつなぎ、効率的なアルゴリズムと運用により、効率的な配車を実現する運転代行配車プラットフォームです。

「AIRCLE ONE」は、折りたたみ自転車を活用することで、ドライバー1名のみで運転請負サービスの提供を可能とするプラットフォームです。

今回の資金は、「エアクル」の地域展開と「エアクルワン」のサービス拡大の推進、保険や新機能を備えたドライバー提供サービスの拡充などに充当します。


運転代行ビジネスは、飲酒後や体調不良などで運転できなくなった際に、自家用車とその搭乗者を目的地まで安全に運ぶサービスです。とくに沖縄のように車が生活必需品となっている地域では、その利用頻度が高く、欠かせない存在となっています。

しかし、個人事業主が多いこの業界は、効率的な配車が困難で、運転手の移動コストや顧客の待ち時間が課題となっています。この非効率性は、事業の採算性を圧迫し、顧客満足度の低下にもつながるため、解決が急務とされています。

Alpaca.Labはこの課題を解決するため、運転代行配車プラットフォーム「AIRCLE」を展開しています。

また、2024年から、ドライバー提供プラットフォーム「AIRCLE ONE」の提供も開始しています。

通常の運転代行サービスは、ドライバーをユーザーのもとにまで届け、運転後の目的地から回収するため、随伴車による移動と2名のドライバーが必要となっていました。

「AIRCLE ONE」は、折りたたみ自転車(あるいは折りたたみミニバイク)を活用し、ドライバーが自転車でユーザーのもとまで行き、目的地まで送迎することで、1名のドライバーで運転請負を実現するサービスです。

またこのモデルは、運転代行ではなく運転請負業というサービスになるため、運転代行業とは異なり普通免許(第一種運転免許)でよく、また警察による営業許可も不要であるという特徴を有しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB シェアリング ドライバー プラットフォーム 交通 提供 株式会社 移動 自動車 資金調達 配車
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

上場企業の取締役会をDXするツール「michibiku」を提供する「ミチビク」が3.5億円調達
2024年2月14日、ミチビク株式会社は、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ミチビクは、上場企業の取締役会の運営効率化と見える化を同時に実現するツール「michibiku…
電動トゥクトゥクを活用したモビリティサービスを展開する「eMoBi」が4,000万円調達
2023年2月14日、株式会社eMoBiは、総額4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 eMoBiは、電動トゥクトゥクを活用したモビリティサービスを展開しています。 2021年に、公共…
総合的な家庭サポートサービス「東京かあさん」を運営する「ぴんぴんころり」が1.2億円調達
2023年5月23日、株式会社ぴんぴんころりは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ぴんぴんころりは、総合的な家庭サポートサービス「東京かあさん」を運営しています。 “東京…
出張リラクゼーションサービス「HOGUGU」提供の「HOGUGUテクノロジーズ」が2.6億円調達
2022年4月4日、株式会社HOGUGUテクノロジーズは、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 HOGUGUテクノロジーズは、出張リラクゼーションサービス「HOGUGU(ホグ…
DIDs(分散型識別子)を用いた実績証明プロダクト「VESS」を提供する「VESS Labs」が資金調達
2022年8月17日、株式会社VESS Labsは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、「VESS(ベス)」β版のサービス提供を開始したことも併せて発表しています。 「VESS」は、DIDs…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集