注目のスタートアップ

中⼩型IT事業のM&Aとロールアップを⾏う「FUNDiT」が資金調達

company

2024年7月12日、株式会社FUNDiTは、資金調達を実施したことを発表しました。

FUNDiTは、中小型IT事業を対象とした共創型M&Aとロールアップを手がけています。

具体的には、独自データにもとづいてAIによるスコアリングとスクリーニングを行い、条件に合致したものに関してデューデリジェンスを実行し、事業を確認した上で、事業譲渡あるいは株式100%持分取得で買収を実行します。

そして、上場経験のあるFUNDiT役員と協力パートナーによる独自オペレーション改善メソッドを導入し、月次のキャッシュフローの改善と事業のバリューアップを行います。

サービスとしては、IT事業の売却価格の算定から、相談、売却をサポートする「IT事業売れるくん」を運営しています。

また、100以上のライフスタイルメディア事業をM&A・事業承継などによって運営しています。

今回の資金は、新規M&Aの推進、既存事業のさらなるバリューアップに充当します。


M&A(企業の合併と買収)は、さまざまな経営戦略のもとで実施されます。

バブル崩壊後の日本では海外企業による日本企業のM&A事例が相次ぎ、身売りというイメージがつきましたが、近年は経営戦略やEXIT戦略(出口戦略)としてのM&Aのメリットの周知が進み、近年のM&A件数は増加傾向にあります。

FUNDiTはこうした背景のもと、中小IT事業の共創型M&Aとロールアップを手がけています。

共創型M&Aとは、売り手と買い手のシナジーを活かし、事業の飛躍と持続的な成長を目指すM&Aです。

そしてロールアップとは、比較的小規模事業者が多い市場・業界において、連続的に同じ業界の企業を買収し、市場・業界での影響力を高めたり、経営の効率化を図ったりする戦略です。

FUNDiTは2021年11月の会社設立以後、100件以上のM&Aを実施し、それら事業の運営改善に取り組み、事業規模を拡大させています。

M&Aは財務基盤の強化やEXIT戦略として重要です。M&Aを成功させるには、早期から戦略を立て、企業の基盤を整備することが重要だといわれています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、M&Aのメリットや成功パターンについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB M&A 事業承継 株式会社 資金調達
事業承継手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

LINEで動くオンラインサロン「fan.salon」を運営する「Miteki」が8,000万円調達
2023年3月31日、株式会社Mitekiは、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Mitekiは、LINEで動くスーパーアプリ型のオンラインサロンプラットフォーム「fan.sa…
「アステナホールディングス」の連結子会社「岩城製薬」が抗ウイルス薬を開発する「キノファーマ」に出資
2022年10月17日、アステナホールディングス株式会社の連結子会社である岩城製薬株式会社は、株式会社キノファーマに出資したことを発表しました。 キノファーマは、宿主因子をターゲットとし、ウイルスの増…
和食器のサブスクリプションサービス「CRAFTAL」などを展開する「Culture Generation Japan」が資金調達
2024年12月25日、株式会社Culture Generation Japanは、株式会社neighborhoodからの出資を受け入れたことを発表しました。 Culture Generation J…
「ナレッジワーク」が10億円調達 セールスイネーブルメントクラウド「ナレッジワーク」を正式リリース
2022年4月20日、株式会社ナレッジワークは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、セールスイネーブルメントクラウド「ナレッジワーク」を正式リリースしたことも併せて発表しました…
トータル・ボディケア・ブランド「I‘m La Floria」展開の「Mellia」が資金調達
2020年1月30日、Mellia株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 デリケート・ゾーン・ケアから始まるトータル・ボディケア・ブランド「アイム ラフロリア」を展開しています。 現在は、…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集