【東京都】令和5年「中小企業の賃金事情」調査結果発表

tips

東京都は、令和5年「中小企業の賃金事情」調査結果について発表しました。

中小企業における賃金制度や休暇制度を整備・充実することを目的に、毎年、都内中小企業(従業員数10~299人)の賃金などの実態調査を行っています。

毎年調査している「賃金」「賞与」などに、隔年調査項目として「労働時間」「休日・休暇」を加えた2023年の調査結果をまとめ、発表しました。

概要

・所定時間内賃金は379,774円、所定時間外賃金は27,300円
・過去1年間の賞与は920,036円
・月間所定外実労働時間は男性14時間40分、女性8時間28分
・年次有給休暇の利用日数は年間10.5日


中小企業の労働力確保と定着を促進するには、適正な賃金の設定が不可欠です。

大企業については行政機関や民間の研究機関などで各種調査が実施され、その結果が広く公表されており、データにもとづいた賃金の設定が比較的容易です。

一方、中小企業については十分といえる状況ではなく、こうした状況を踏まえ、東京都は10人~299人の都内中小企業を対象とした賃金についての調査を毎年実施しています。

調査内容は、「賃金」「賞与・諸手当」「初任給」「モデル賃金」「初任給」などです。

さらに「退職金」と「労働時間」については隔年で交互に調査し、2023年は「労働時間」と「休日・休暇」について調査しています。

2023年の所定時間内賃金は379,774円、所定時間外賃金は27,300円、年間給与支払額(2022年)は5,677,727円となっています。

コロナ前の2019年の所定時間内賃金は346,055円、所定時間外賃金が36,611円、年間給与支払額(2018年)は5,399,265円であるため、賃金は上昇傾向であることがうかがえます。

人材が安心して働くことができる環境を整備するには専門的な知識が必要です。創業手帳は無料で専門家の紹介を行っているため、労務相談を必要としている企業はこちらを活用できます。

また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」や、「資金調達手帳」も無料でお送りしております。ぜひご活用ください。

カテゴリ トレンド
関連タグ 中小企業 人事 労務 東京都 確保 給与 賃金
詳細はこちら

令和5年「中小企業の賃金事情」調査結果について

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「荷主企業における物流効率化に向けた先進的な実証事業」2次公募
経済産業省は、「荷主企業における物流効率化に向けた先進的な実証事業」の2次公募の申請受付を開始したことを発表しました。 荷主企業の物流施設の自動化・機械化に資する機器・システムの導入等に係る費用を補助…
【経済産業省関東経済産業局】「DX施策パッケージ」・「ロボット導入施策パッケージ」を公開
経済産業省関東経済産業局は、「DX施策パッケージ」・「ロボット導入施策パッケージ」を公開したことを発表しました。 関東経済産業局は、支援機関の皆様が中堅・中小企業のDXを支援する際の手引き書として、経…
【東京都】「大企業等の保有資産を活用したオープンイノベーション促進事業」募集に向けた大企業との交流イベントを開催
東京都は「大企業等の保有資産を活用したオープンイノベーション促進事業」を実施しています。 大企業及び中堅企業の保有する研究開発設備等の活用を通じたスタートアップ等との協業を後押しすることで、オープンイ…
「成長型中小企業等研究開発支援事業」補助金 4/20締切
中小企業庁は「成長型中小企業等研究開発支援事業」について発表しました。 中小企業者等が大学・公設試等と連携して行う研究開発とその事業化に向けた取り組みを最大3年間支援するものです。 「補助事業期間」 …
「令和5年度中小企業者に関する国等の契約の基本方針」が閣議決定
2023年4月25日、「令和5年度中小企業者に関する国等の契約の基本方針」が閣議決定されました。 「官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律」にもとづき、官公需における中小企業・小規模事業者…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集