注目のスタートアップ

住環境整備に特化したコンサルティングサービス「社宅2.0」を展開する「リネクサス」が資金調達

company

2023年8月4日、株式会社リネクサスは、資金調達を実施したことを発表しました。

リネクサスは、住環境整備に特化したコンサルティングサービス「社宅2.0」を提供しています。

旧来の企業が一方的に住まいを提供する社宅制度ではなく、社員の満足度を重視し、企業と社員のエンゲージメントを高め合う社宅制度の設計と改善提案を実施するコンサルティングサービスです。

具体的には、転貸借モデルによって全国の不動産賃貸物件を社宅として貸し出し、従業員の希望に応じた住まいを提供するほか、社宅管理に関する業務をワンストップでリネクサスが担い、企業の社宅制度運営に関するタスク・コスト・リスクを削減しています。

今回の資金は、「社宅2.0」における企業の社宅業務のさらなる業務削減、入居者向けの「暮らし場」提供の継続的な拡大、入居者向けのコミュニケーションツールの開発に充当します。


社宅とは、企業が従業員に対して貸し出す住宅のことです。

転勤の多い企業などが従業員の福利厚生の一環として採用されているケースが多いほか、節税効果が高いことから節税として活用している企業もあります。

社宅は企業自らが設置・保有する「社有社宅」もありますが、これはコストがかかるため、近年は既存の賃貸物件を借り上げて利用する社宅である「借り上げ社宅」が一般的です。

また、近年はさまざまな業界で人手不足が深刻となっていることから、従業員の獲得・流出防止のため、福利厚生を重視する企業が増加してきています。

社宅は福利厚生として非常に効果のあるものですが、一方で従業員の生活を決定づけるものでもあるため、従業員の望まないような環境であった場合、かえって従業員満足度を下げてしまうという可能性もあります。

しかし、従業員の要望を聞いて物件を借り上げたり、居住中の従業員の住宅に関するサポートなどを企業が行うというのは業務負担が高く、さらにコストがかかってくるという課題があります。

リネクサスは、こうした課題を解決し、社宅を福利厚生として活用したい企業をサポートする社宅サービス「社宅2.0」を展開しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ エンゲージメント コンサルティング 不動産 制度 従業員 整備 株式会社 環境 福利厚生 賃貸物件 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

エッジデバイス向けデータセキュリティ基盤を提供する「NODE X」が6億円調達
2025年3月19日、NODE X株式会社は、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、社名をCollaboGate Japan株式会社からNODE X株式会社へと変更し、ブランドを「…
医療系専門人材を活用した医療・ヘルスケア事業支援を展開する「xCARE」が資金調達 
2022年5月19日、株式会社xCAREは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、事業拡大に伴い、神戸医療産業都市内に神戸支社を設立したことも併せて発表しました。 xCAREは、医療業界の専門…
ライブ配信関連事業展開の「ライバー」が2億円調達
2020年2月20日、株式会社ライバーは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 自社プラットフォームを持たず、クリエイターの企画・運営や、多数プラットフォームや関連企業との連携によりライ…
国産農産物の輸出や品種保護事業を展開する「日本農業」が8億円調達
2019年11月26日、株式会社日本農業は、総額約8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 現在、タイ、インドネシア、フィリピン、香港、台湾を中心とした東南アジア諸国に、主にリンゴを輸出していま…
ソーシャルコマースプラットフォーム「pippin」を運営する「EC-GAIN」が2億円調達
2023年6月12日、株式会社EC-GAINは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 EC-GAINは、ソーシャルコマースプラットフォーム「pippin(ピッピン)」を運営しています。 …

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集