注目のスタートアップ

eスポーツコミュニティプラットフォームを展開する「GauG」が資金調達

company

2023年8月1日、GauG株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

GauGは、eスポーツコミュニティプラットフォーム「GauG(ゴーグ)」の開発・運営、eスポーツ大会「GGT(GauG Tournament)」の主催などを手がけています。

「GauG」は、ゲーマーもしくはチームとしてのプロフィールを登録し、プラットフォーム内のSNS機能でフレンドやチームメンバーの募集や、配信・イベントの告知などができるコミュニティプラットフォームです。

また、ゲームの大会を主催・運営できるトーナメント機能も備えています。

今回の資金調達により、NFT×ファンタジースポーツ×eスポーツの新サービスを開発・提供します。

この新サービスは、プロ選手のカードを集め、架空のオリジナルチームを作成して対戦するファンタジースポーツをeスポーツで展開するものです。プロ選手のカードをNFTとして発行・販売することで、カードの希少性・コレクション性を生み出し、ファン・チーム・選手のつながりを強化します。


eスポーツ市場は、コロナ禍による巣ごもり需要と、eスポーツ大会の賞金が上限10万円になるという景品表示法の解釈が消費者庁によって改められ、高額な賞金を掲げた国内大会の開催に関する問題点がなくなったことから、近年国内でも成長が目立つ市場のひとつとなっています。

2022年には、日本のeスポーツファン(試合観戦・動画視聴経験者)の人口は700万人を超え、2023年には国内市場規模が130億円程度になるとみられています。

一方、eスポーツも既存のスポーツと同様に、一部のゲームタイトル・チーム・リーグに人気が偏ってしまうという課題を抱えています。

この環境下では、資金を得られないチームやゲームタイトルは持続的に成長することができず、競技としても縮小していくことにもつながります。

こうしたなか、GauGは、eスポーツ・ファンタジースポーツ・NFTをかけ合わせた新サービスにより、eスポーツファンに新たなゲームの楽しみ方を提供すると同時に、プロチーム・選手への注目を集めファンを創出することを目指しています。

ファンタジースポーツとは、実際の選手の成績と、自身がつくった理想のチームのスコアが連動する米国発祥のシミュレーションゲームです。チームのスコアによって他のプレイヤーと競い合い、賞金・賞品を獲得することができます。

米国ではプロリーグとタイアップを行うこともあり、プロスポーツと協力して成長を見せています。

GauG株式会社のコメント

このニュースを受けまして、GauG株式会社よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

日本および海外でのeスポーツ市場を盛り上げるべく、これまでにないNFT×ファンタジー×eスポーツのビジネスモデルを開発・展開するための資金調達です。

eスポーツファンや選手へ新たな体験を提供できるよう、ファンタジーeスポーツのプラットフォーム開発からNFT制作などへ資金を活用してまいります。

・今後の展望を教えてください。

日本のeスポーツ市場は海外市場と比較するとまだ規模は小さいですが、今後大きく成長するポテンシャルを秘めています。

そのポテンシャルを最大に引き出し、今後の日本のeスポーツ市場をさらに盛り上げてまいります。

・読者へのメッセージをお願いします。

このたびは素敵なご縁もあり、弊社のミッションとビジョンに共感いただき、新たなeスポーツの楽しみ方への挑戦に向け、投資参画いただきました。

今後もeスポーツコミュニティー強化に向けて新ビジネスモデルの開発はもちろん、既存プラットフォームにおいても新機能やコンテンツの開発に注力してまります。

これからの「GauG」にぜひご期待ください。

事業のさらなる成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ eスポーツ NFT SNS Web3 イベント エンターテインメント ゲーム コミュニティ チーム プラットフォーム 募集 大会 新サービス 株式会社 登録 資金調達 運営 配信
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

空間の価値を最大化するソリューション「StayX」を提供する「matsuri technologies」が13.4億円調達
2024年6月13日、matsuri technologies株式会社は、総額13億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 matsuri technologiesは、ソフトウェアを主…
沖縄県石垣島で手荷物即日配送サービス「RedCaps」を運営する「furasuco」が資金調達
2025年5月9日、株式会社furasucoは、資金調達を発表しました。 沖縄県石垣島で、手荷物即日配送サービス「RedCaps」を運営しています。 観光客の手荷物を、空港から宿泊施設にシームレスに配…
“いいモノ”を探せる情報検索サービス開発の「goo-dy.」が2,000万円調達
2020年12月24日、株式会社goo-dy.は、総額2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 “いいモノ”を探せる情報検索サービスを開発しています。 “いいモノ”の情報を知りたい消費者…
EV充電サービスを展開する「プラゴ」が資金調達
2023年1月18日、株式会社プラゴは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、総合リース会社3社(JA三井リース株式会社、東京センチュリー株式会社、三井住友ファイナンス&リース株式会社)で…
動画を活用した顧客対応や従業員教育を実現するサービス提供の「VideoTouch」が7億円調達
2022年8月2日、VideoTouch株式会社は、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、株式会社Viibarから、VideoTouch株式会社へと社名を変更したことも併せて発表し…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集