注目のスタートアップ

AI解析プラットフォーム「Wisbrain」などを展開する「Ultimatrust」と「パシフィックコンサルタンツ」が資本業務提携

company

2023年3月30日、パシフィックコンサルタンツ株式会社と、Ultimatrust株式会社は、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

Ultimatrustは、AI画像解析プラットフォーム「Wisbrain(ウィズブレイン)」を提供しています。

大規模・多拠点・多デバイスからの大量の画像データを、独自の圧縮技術を活用することでリアルタイムかつ低コストに集約・一元管理し、高度なAI画像解析を行うプラットフォームです。

パシフィックコンサルタンツは、総合建設コンサルタントです。

今回の提携により、両社の強みを融合し、協業を加速していくことで、インフラ分野における社会課題解決に貢献するほか、インフラDXを推進します。


コンピューターの計算能力の向上により、機械学習が進歩しAIは急速な発展を遂げています。

AIはさまざまな領域で活用されており、ビジネスの高度化・業務効率化にとって重要な技術として認識されています。

AIはこれまでコンピューターが扱うことが難しかった、テキスト・画像・音声など非構造化データと呼ばれるデータにおいて高度な分析・解析を実現しました。

とくに画像認識は、カメラというありふれた機械でありながら、さまざまなデータの取得や解析が可能で、応用範囲が非常に広いことが特徴的です。

たとえば、工場における製品・部品の不具合検出、防犯カメラにおける不審者・異常行動の検知、交通量調査、スポーツにおける動作解析など、さまざまな領域で効率化や革新をもたらしています。

Ultimatrustの「Wsibrain」は、多拠点・多デバイスの環境において、AI画像解析が可能なシステムを短期間で構築できる汎用的かつ拡張性のあるプラットフォームです。

物流、鉄道、空港、工場、インフラ、大規模商業施設などにおいて、さまざまな現場において活用されています。

今回のパシフィックコンサルタンツとの提携により、インフラ分野におけるAI画像解析を活用したDXを推進していくようです。

インフラ設備の多くは戦後高度成長期である1960年代に整備されたものであり、利用が開始されてからすでに50〜60年ほどが経過し、老朽化が進んでいます。

一方でインフラ業界は人手不足に悩まされており、補修・修繕だけでなく、点検も充分に行えない可能性があるという課題を抱えています。

そのためテクノロジーを活用することによる、大幅な業務効率化・省人化が必要となっています。

事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達やシナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI IoT インフラ ソリューション データ プラットフォーム 一元管理 株式会社 構築 監視カメラ 解析 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

身体性のあるバーチャル技術を研究開発する「イマクリエイト」が1.8億円調達
2022年10月20日、イマクリエイト株式会社は、総額1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 イマクリエイトは、バーチャル空間内で、現実のように身体を動かすことができる技術の研究開…
キャリア志向の高い求職者とロールモデルとなる従業員がキャリアストーリーを接点につながるサービス「Liferary」を運営する「Scenario」に「ユナイテッド」が出資
2023年6月22日、ユナイテッド株式会社は、Scenario株式会社に出資したことを発表しました。 Scenarioは、キャリア志向の高い求職者とロールモデルとなる従業員がキャリアストーリーを接点に…
治験実施医療機関向け治験業務管理システム「Study Works」などを提供する「Buzzreach」が資金調達
2023年5月17日、株式会社Buzzreachは、新株予約権付社債を2.5億円発行し資金調達を実施したことを発表しました。 Buzzreachは、治験実施医療機関向け治験業務管理システム「Study…
モノの貸し借りアプリ「Alice.style」を運営する「ピーステックラボ」が「阪急阪神ホールディングス」のコーポレートファンドから資金調達
2023年8月3日、株式会社ピーステックラボは、阪急阪神ホールディングス株式会社が設立した「阪急阪神イノベーションパートナーズ投資事業有限責任組合」から、資金調達を実施したことを発表しました。 ピース…
経営支援引継ぎを支援するWebメディアプラットフォーム「ツグナラ」運営の「サクシード」が「埼玉縣信用金庫」と業務提携
2022年6月17日、株式会社サクシードは、埼玉縣信用金庫と、業務提携契約を締結したことを発表しました。 サクシードは、地域特化型M&Aや経営支援引継ぎを支援するWebメディアプラットフォーム「ツグナ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集