「ベター・プレイス」が金融機関10社と提携 企業年金「福祉はぐくみ企業年金基金」の普及加速へ

tips

2023年3月28日、株式会社ベター・プレイスは、大手地方銀行を含め、累計10者の金融機関と業務提携/ビジネスマッチング契約を締結したことを発表しました。

ベター・プレイスは、福祉はぐくみ企業年金基金の導入推進、導入支援、各種サポート業務を行う「はぐくみ基金サービス」事業や、企業型確定拠出年金(DC)の設計・導入・運営管理を行う「企業型確定拠出年金サービス」事業、資産形成支援システム「はぐONE」、福祉業界向けITシステム開発事業を展開しています。

地域の中小企業を中心顧客とする金融機関各社との連携により、中小企業への「福祉はぐくみ企業年金基金」の普及を加速します。


「福祉はぐくみ企業年金基金(はぐぐみ基金)」とは、保育や介護など、社会の発展を下支えする人たちの資産形成や福利厚生を支援するため、2018年に発足した新しい企業年金制度(確定給付企業年金)です。

加入者の元本が保証されている、大手生命保険会社が運用している、経営者・役員も加入できる、確定拠出年金(DC)や類似制度と異なり老後ではなく退職時に受給できることなどを特徴としています。

さらに、資産のほとんどを元本保証・安定運用ファンドで運用し、また複数の国内大手生命保険会社に運用を委託することでリスクを最小化しています。

また、育児・介護休業時といった受取可能なタイミングが多様であることが大きなメリットであり、離職率の低下にも効果があります。

企業としてのメリットは、実質的に掛金拠出の負担がなく導入できるほか、節税、社会保険料の節減が見込めることが挙げられます。

福祉業界向けに制度設計された年金制度ですが福祉業界以外の企業でも加入でき、現在では福祉業界以外の法人にも幅広く導入されています。

ベター・プレイスは、この「はぐくみ基金」の導入支援や各種サポートを行い、企業の「はぐくみ基金」の導入・活用をサポートしています。

また、「企業年金・個人年金制度の現状等について」(2020年6月17日)によると、従業員規模が小さいほど退職年金制度の実施割合が少なく、2018年度は、従業員数30~99人の企業では、14.1%が退職年金制度があり、60.5%が退職一時金制度(いわゆる退職金)のみ、そして25.4%の企業が退職金も含めて退職給付制度がないとなっています。

さらに、従業員数100~299人の企業でも17.3%が退職金も含めて退職給付制度がない状態となっています。

ベター・プレイスは地域金融機関と連携し、こうした退職給付制度がない企業も対象に、「はぐくみ基金」の普及に向けた取り組みを進めています。

企業経営では先を見据えた資金の運用・管理が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期における資金繰り表の作成術など、資金に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ サポート 導入 導入支援 支援 株式会社 業務提携 福祉 管理 設計 資産形成 運営
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

宇宙バイオ実験サービスを開発する「IDDK」が2.4億円調達
2023年12月4日、株式会社IDDKは、総額2億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 IDDKは、光学技術と半導体技術の融合により従来の顕微鏡とは全く異なる原理の革新的な顕微観察技…
脳波測定デバイスによる睡眠状態可視化サービス「InSomnograf」提供の「S’UIMIN」が5億円調達
2021年12月20日、株式会社S’UIMINは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 睡眠状態を高精度で可視化するサービス「InSomnograf」を提供しています。 脳波を測定できる…
EV充電サービスを展開する「プラゴ」が資金調達
2024年8月8日、株式会社プラゴは、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は20億6900万円になりました。 プラゴは、商業施設などEVユーザーの生活や移動の動線上…
コンテンツ販売プラットフォームサービス展開の「LITEVIEW」(旧:Pulit)が1億円調達
2022年6月1日、LITEVIEW株式会社は、約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、2022年5月13日に、Pulit株式会社からLITEVIEW株式会社に社名変更したことも併せて…
Web会議などで自分の外見をAIによって置き換える「xpression camera」が正式リリース
2022年3月31日、株式会社EmbodyMeは、「xpression camera(エクスプレッションカメラ)」の正式版をリリースしたことを発表しました。 「xpression camera』は、自…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集