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Web3関連コンサルティングなどWeb3事業を展開する「HashPort」が9億円調達

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2023年1月20日、株式会社HashPortは、総額約9億円の資金調達を実施したことを発表しました。

HashPortは、ブロックチェーンプロダクト・暗号資産の信頼性についてのシステム監査・新規取扱暗号資産のコンサルティングやトークンエコノミーの設計・構築・提供などを行うトークンアーキテクト事業、エンタープライズウォレット「Fressetsウォレット」の提供、子会社・株式会社HashPaletteを通じたNFT事業などを展開しています。

今回の資金は、エンタープライズ向けコンサルティング事業の強化、IP×NFT事業の強化、グループ全体での内部管理体制の強化に充当します。


Web3とは、暗号資産(仮想通貨)の基盤技術として知られるブロックチェーンを実装した次世代のインターネットや、その領域で展開されるサービスなどのことです。

既存のインターネットは、特定の企業(とくに巨大IT企業)が個人情報を独占してしまうといったプライバシーの問題、企業の一存でユーザーの権利がコントロールされてしまうといった権利の問題など複数の問題を抱えています。

ブロックチェーンは、P2P通信、非中央集権、高い改竄耐性などの特徴を有しており、Web3はこのブロックチェーンを活用することで、既存のインターネットの課題を克服することを目指しています。

たとえば、ブロックチェーン技術を利用したNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)は、インターネットにおけるデジタルデータの扱いや流通の変革を可能にします。

NFTは、ブロックチェーンにより、改竄されていないことや個人が所有していることを証明する証明書のようなデータを記録したデジタルデータのことです。

NFTはさまざまな領域での活用が想定されており、すでにサービスが開始されているものでは、アニメーション作品のセル画やデジタルアートを限定で販売したり、デジタルアートの取引などがあります。

ほかにも電子書籍は書籍を販売しているわけではなく、電子書籍の閲覧権を販売しているだけで、そのサービスが終了してしまうと電子書籍が閲覧できなくなってしまう、他人に譲ることができない、中古売買ができないといった課題があります。

NFTはこのような課題も解決できるため、インターネット上でのサービスにおいては不可欠なコア技術となると注目されています。

HashPortは、今後の大きな成長が予想されるWeb3の領域においてトータルソリューションを提供しているスタートアップであり、今後の成長に注目が必要です。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ NFT Web3 コンサルティング ブロックチェーン 暗号資産 株式会社 資金調達
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