注目のスタートアップ

大学・専門学校向け募集広報システム「SchooLynk Contact」を提供する「Doorkel」が3億円調達

company

2023年1月18日、株式会社Doorkelは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Doorkelは、大学・専門学校向け募集広報システム「SchooLynk Contact」を提供しています。

大学・専門学校における募集広報を効率化するSaaSです。

高校生の認知獲得から出願促進までをひとつのシステムで完結でき、さらに従来紙で管理していた学生の情報をデータとして管理することで業務効率化を図るほか、パーソナライズされた情報を学生に伝えることが可能になります。

「SchooLynk Contact」を導入する大学・専門学校は、資料請求、入試関連情報の受け取り、オープンキャンパス予約・参加、AOエントリー・出願といった一連の流れを、オンラインで完結できます。

2020年2月のサービス開始以降、国立大学・私立大学・専門学校グループなど250校以上の教育機関に導入されています。

今回の資金は、DXの対象となる業務範囲拡大のための機能開発(教える・送り出すの領域のDX)、学習塾・資格学校など民間領域へのシステム導入を進めるための機能開発に充当します。


文部科学省が公表している「大学入学者選抜関連基礎資料集」によると、ここ数年の大学入学者数は63万人で推移しており、専門学校入学者数は27万人前後で推移しています。

18歳人口は、2009年から2020年頃までは120万人でほぼ横ばいで推移していますが、2021年頃からは減少しはじめ、2040年には約88万人まで減少することが予測されています。

18歳人口の減少は大学・専門学校など高等教育機関へと進学する人数の減少に直結することから、今後大学・専門学校では学生を集めるため、学生に選ばれるための広報戦略がさらに重要になってくると考えられています。

現代の入学希望者はデジタルネイティブ世代であるため、Webサイト・SNS・動画・アプリなどさまざまな接点や、オンラインで完結するような出願などの仕組みなどの構築が有効な手段のひとつとして考えられています。

株式会社Doorkelのコメント

このニュースを受けまして、株式会社Doorkelよりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

今回の資金調達により「SchooLynk Contact」のさらなる機能強化を図り、教育機関のDXの対象業務範囲を拡大することで学生の進路選択や入学後の学びの体験をアップデートします。

また、既存顧客の大学や専門学校といった高等教育機関だけでなく、学習塾や社会人向け資格取得学校、語学スクール・教室といった民間領域への展開およびそれにともなう新たな機能追加と人材の採用を強化します。

・今後の展望を教えてください。

今後も教育機関の業務DXを通じて学生及びその保護者に寄り添った新しい体験を実現し、全ての学ぶ人々が「自分の価値や可能性に気付くきっかけ」や「その価値、可能性を伸ばすきっかけ」に出会える仕組みづくりを行っていきます。

・読者へのメッセージをお願いします。

「きっかけのインフラを社会実装する」というミッションを体現するために教育全体のDXを推進していきます。

教育分野にご興味ある方がいらっしゃいましたらぜひお声がけください。

中小企業やスタートアップは、社会的認知度を向上させることや、特定のターゲットに情報を届けることが非常に重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「広報手帳」では、少人数・低予算でも実施できる、効果的な広報のノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ デジタル化 マーケティング 募集 大学 学校 学生 広報 教育機関 株式会社 業務効率化 獲得 資金調達
広報手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

植物肉「ミラクルミート」を開発・製造する「DAIZ」が「クールジャパン機構」から20億円調達 海外展開加速へ
2022年10月28日、DAIZ株式会社は、官民ファンドの株式会社海外需要開拓支援機構から、20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 DAIZは、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・…
モバイルオーダーPOS「ダイニーセルフ」提供の「dinii」が3.5億円調達
2021年7月27日、株式会社diniiは、総額約3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 飲食店向けモバイルオーダーPOS「ダイニーセルフ」を開発・提供しています。 「ダイニーセル…
脳神経科学を応用した感情分析サービスを提供する「SandBox」が3,000万円調達
2021年11月15日、株式会社SandBoxは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 脳波による感性分析サービス「ノウミーリサーチ」と視線推定AI「ノウミーマップ」を提供してい…
車窓XRの基盤システムを開発する「DUAL MOVE」が資金調達
2023年3月14日、株式会社DUAL MOVEは、資金調達を実施したことを発表しました。 DUAL MOVEは、自動車などの車窓への映像表示により、車窓越しに見える実際の景色に重ね合わせるXRコンテ…
「スタディメーター」が高校生と企業をつなぐ共創型オンラインプロジェクト「ジブン高校未来部」をリリース
2021年11月22日、スタディメーター株式会社は、新サービス「ジブン高校未来部」を2021年11月22日にリリースしたことを発表しました。 「ジブン高校未来部」は、協賛企業(応援パートナー)が取り組…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集