注目のスタートアップ

給与即時アクセスサービスを提供する「ADVASA」が資金調達

company

2023年1月6日、株式会社ADVASAは、資金調達を実施したことを発表しました。

ADVASAは、いつでも働いた分の給与に即時アクセスできる環境(EWA:Earned Wage Access )を、銀行口座からキャッシュレスでの受取、決済までを一気通貫で提供し、さまざまな金融サービスのプラットフォームとなる福利厚生ペイメントサービス「FUKUPE(フクペ)」を展開しています。

さらに、金融機関へのOEM提供や、立替型給与即時アクセスに関する特許のライセンス許諾などのパートナーシップ戦略を展開しています。

2023年4月に予定されている賃金のデジタル払いの解禁を見据え、日本のHR事業者各社およびペイメント事業者各社とのシステム連携、OEM提供、パートナーシップ戦略を通じ、企業・従業員の双方に最適なEWA機能の開発・提供を進めていきます。


給与の支払いは、1ヶ月に1回、もしくは2週間に1回と固定されていることが基本です。

これは企業としては経理業務の負担を軽減するためのものであり、従業員も当たり前のこととして受け容れています。

一方、労働者は怪我・病気・トラブルなどで突然の出費があった場合、生活費としてお金を借り、利子を払うケースもあります。

企業と従業員の関係が良好であった場合は、給与を前借りできることもあるほか、福利厚生として従業員貸付制度がある場合はこれを利用して、通常よりも安価な金利でお金を借りることもできるでしょう。

もし働いた分の給料がいつでも受け取ることができたならば、こういった問題を減らすことができると考えられます。

そこで登場したのが給与前払いサービスです。企業には従業員の定着につながる福利厚生サービスと注目され、金融サービスとして着実に普及してきています。

米国ではEWA(Earned Wage Access)と呼ばれ、Uber、マクドナルド、ウォルマートなどの大手企業が採用しています。

さらにEWAでは給与がデジタル口座に即座に振り込まれ、キャッシュレス決済によって日々の決済で利用できるというフローが確立されています。

ADVASAは、EWA事業拡大のために重要な「立替型」の基本特許を取得し、米国・日本・シンガポール・韓国・中東・アフリカ地域まで、広範にわたる特許ポートフォリオを保持しています。

資金繰りは企業、とく創業期においては非常に重要な要素です。もし資金繰りが上手くいかなければ、黒字なのに事業を畳まなくてはならないこともあるからです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の資金繰りや、キャッシュフローを見極めるためのノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ OEM ライセンス 福利厚生 金融 金融サービス
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「シンプルフォーム」が7億円調達 法人調査プロセス自動化クラウド「SimpleCheck」を正式リリース
2022年6月15日、シンプルフォーム株式会社は、約7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 これまで非公開であった資金調達ラウンドと金融機関からの借入も合わせると、累計約10億円調達しています…
スタートアップ向け融資事業や個人向けキャッシュレスアプリを手がける「Fivot」が20億円調達
2025年11月5日、株式会社Fivotは、総額20億円の資金調達を発表しました。 Fivotは、スタートアップ向け融資事業「Flex Capital」と、個人向け貯まるキャッスレスアプリ「IDARE…
ワンストップ金融コンサルティングサービス「マネプロ」などを展開する「ブロードマインド」が「終活・相続サポートサービス」の提供を開始
2023年6月1日、ブロードマインド株式会社は、「終活・相続サポートサービス」の提供を開始することを発表しました。 ブロードマインドは、ワンストップ金融コンサルティングサービス「マネプロ」、資産運用・…
個人資産管理サービス「Moneytree」提供の「マネーツリー」が「京都大学」と家計収支調査プロジェクトで連携
2020年12月1日、マネーツリー株式会社は、京都大学経済研究所の宇南山研究室で、2020年12月1日から開始される新たな家計収支調査において「Moneytree LINK」が採用されたことを発表しま…
福利厚生ペイメントサービス「FUKUPE」展開の「ADVASA」が累計20億円調達
2022年4月1日、株式会社ADVASAは、累計20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ADVASAは、福利厚生ペイメントサービス「FUKUPE(フクペ)」を展開しています。 労働者の日々の…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集