注目のスタートアップ

視覚障害者・眼疾患患者向けウェアラブルデバイスを開発・販売する「ViXion」が10億円調達

company

2022年8月10日、ViXion株式会社は、総額9億5,956万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ViXionは、視覚障害者・眼疾患患者向けウェアラブルデバイスを開発・販売しています。

2022年8月現在、夜盲症や視野狭窄向けの暗所視支援眼鏡「MW10 HiKARI」の販売と、「MW10 HiKARI」ユーザー向けのリモートチャットサービスを展開しています。

今回の資金は、各種プロダクト、サービス開発体制の強化、経営管理組織・体制のさらなる強化に充当します。

夜盲症とは、暗い場所や夜に極端に視力が衰え、目がよく見えなくなる病気のことです。遺伝性の先天的なものと、ビタミンAの欠乏による後天性のものがあります。

夜盲症の原因のひとつである網膜色素変性症の頻度は、通常4,000人から8,000人に1人といわれています。

網膜色素変性症は進行性であり、日常生活の環境によっては気づきにくいことも多いようです。また、人や物とぶつかることが多くなる、車の運転が難しくなるといった、視野狭窄(視野が狭くなってくる)の症状から気づくことが多いようです。

網膜色素変性症は、機能をもとに戻したり、確実に進行を止めるという方法がありません。そのため指定難病のひとつとなっています。

対症療法として、特殊なサングラスをかけたり、ビタミンAの内服、各種補助器具の使用などが行われています。

ViXionが販売する「MW10 HiKARI」は、わずかな光を増幅させつつ自然に撮影できる低照度高感度小型カメラを搭載したヘッドマウントディスプレイです。

暗い場所でも明るいカラーで周囲が表示されるため、夜盲症・視野狭窄の人でも暗い場所の視野を確保できます。

プロダクトの研究開発には多くの資金が必要となるため、資金調達に関するノウハウを知っておくことが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ウェアラブル ウェアラブル・デバイス デバイス 医療 患者 支援 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

治験・臨床研究向け文書管理クラウドサービス「Agatha」提供の「アガサ」が3.6億円調達
2021年11月4日、アガサ株式会社は、総額3億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 治験・臨床研究向け文書管理クラウドサービス「Agatha(アガサ)」を提供しています。 医療業界…
防災備蓄共同保有プラットフォーム「あんしんストック」展開の「Laspy」が5,000万円調達
2022年1月28日、株式会社Laspyは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 防災備蓄共同保有プラットフォーム「あんしんストック」を展開しています。 災害備蓄においてスペース…
レーザー核融合商用炉の実用化を目指す「EX-Fusion」が3,100万円調達
2022年3月31日、株式会社EX-Fusionは、3,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 EX-Fusionは、レーザー核融合を研究してきた大阪大学レーザー科学研究所や光産業創成大学…
中高卒・フリーター向け転職サイト「リバラボキャリア」と20代の未経験専門転職サイト「キャリジョブ」が提供開始
2019年8月22日、株式会社3Backsは、「リバラボキャリア」と、「キャリジョブ」を2019年8月からスタートしたことを発表しました。 「リバラボキャリア」は、中高卒・フリーターの若者のための転職…
現代アートのECサイト運営の「TRiCERA」が1.15億円調達
2021年2月3日、株式会社TRiCERAは、総額1億1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 現代アートのECサイト「TRiCERA.NET」や、ワン・ストップ・サービス型アート・スペ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集