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子ども向けオンライン英会話スクールやオンラインダンススクールを運営する「ハグカム」が資金調達

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2022年6月1日、株式会社ハグカムは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社旺文社ベンチャーズと、SOLIZE株式会社です。

子ども向けオンライン英会話スクール「GLOBAL CROWN(グローバルクラウン)」と、子ども向けオンラインダンススクール「カラダンス!」を運営しています。

「GLOBAL CROWN」は、3歳~12歳を対象とした、日英バイリンガル講師によるマンツーマンのオンライン英会話スクールです。

アプリ教材やゲーミフィケーションで楽しみながら英語4技能を伸ばすことができます。

また、3人~5人のグループレッスン「GLOBAL CROWN for Group」も提供しています。

「カラダンス!」は、エイベックス・マネジメント株式会社と提携して構築したオリジナルカリキュラムを用いたオンラインダンススクールです。

レッスンは1回20分、マンツーマンで行い、子どものレベルやその日の様子に合わせてコミュニケーションを取りながら最適なレッスンを提供します。

ハグカムは、子どもが自然と楽しみながら夢中になって学習を継続できる独自の学習メソッド「夢中メソッド」を構築しており、「GLOBAL CROWN」・「カラダンス!」共にこの「夢中メソッド」を取り入れています。

今回の資金は、様々なジャンルのスクール展開に充当します。

旺文社ベンチャーズからは2018年にも出資を受けており、コンテンツ・プラットフォームの活用で提携しています。今回さらなる提携を進めていきます。

SOLIZEは、3D CADエンジニアリングサービスの提供など、ものづくり領域で顧客の製品開発の支援を行っています。

2021年からXR技術を活用した教育学習サービス「SADOKU」を展開しています。バーチャル空間で学習コンテンツを提供するプラットフォームです。

ハグカムとSOLIZEは、ARを活用した英会話学習向けアプリケーションのプロトタイプを共同で開発しています。また、VR技術を活用した新たなオンライン教育の提供や、SOLIZEのアクティブラーニングのノウハウを取り入れたカリキュラムの共同開発なども検討しています。

現状、公教育には教師ごとのスキルの差による教育のばらつきや、習熟度別学習の実施が困難であることなどによる教育格差が課題となっています。

質の高い教育を受けたい場合は塾などを利用することになりますが、塾についても個別指導を受ける場合は高額な費用がかかります。そのため、金銭面が理由で子どもに質の高い教育を受けさせることができないという家庭が存在しています。

そこで注目されているのがオンラインを活用した教育サービスです。

オンラインであるため場所代といったコストがかからないので、その分を料金に還元し比較的安価にサービスを提供することが可能となっています。また全国から講師を集めることが可能であるため、質の高い講師を揃えることもできます。

また、新型コロナウイルス感染症の流行により、全国の学校でオンライン授業が行われることになりました。これにより多くの家庭でオンライン教育のメリットとデメリットの認知が進んだと考えられます。

今後日本では、公教育でICTを積極的に活用するGIGAスクール構想がさらに進んだり、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの領域を重要視するSTEAM教育など新たな教育法が取り入れられていくこととなります。

テクノロジーを活用した教育コンテンツは新たな時代において非常に重要な役割を果たすと考えられ、スタートアップだけでなく、大手企業も共同して取り組んでいる領域となっています。

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