料理家・栗原はるみ氏創業の「ゆとりの空間」がミールキット展開の「オイシックス・ラ・大地」と資本業務提携

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2022年5月26日、株式会社ゆとりの空間は、オイシックス・ラ・大地株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

ゆとりの空間は、料理家の栗原はるみ氏が創業し代表を務める企業で、企業へのレシピ提供や商品開発、調理道具・キッチン雑貨などの企画・製造・販売を行っています。代表取締役は栗原はるみ氏の息子で料理家の栗原心平が務めています。

オイシックス・ラ・大地は、ミールキット「Kit Oisix」、おとりよせサービス「産直おとりよせ市場」、有機農産物宅配サービス「大地を守る会」、会員制宅配サービス「らでぃっしゅぼーや」などを展開しています。

ゆとりの空間とオイシックス・ラ・大地は2019年から協業事業を展開してきましたが、今回の提携によりさらに関係を強化し、「Kit Oisix」以外の商品のコラボレーションや、オリジナルキッチングッズの販売などを実施していきます。

食料品の配達市場には、完成された料理・弁当を配達する配食サービスや、食品等を配達する食品配達サービス、フードデリバリー、ネットスーパーなどがあります。

これら配食サービスと食品配達の中間でもあるミールキット(材料とレシピが一緒になったもの)を手がけるベンチャー企業の登場などもあり注目の市場といえます。

また新型コロナウイルスの影響により、買い物が困難な地区だけでなく、都市部においても食品・食材配達サービスの需要が高まりました。

さらに、新型コロナの影響により、農業では飲食店などの販路がなくなってしまいました。そのため新たな販路を開拓するため農作物のネット販売に取り組む農家も増加しています。

こだわり持って生産された農作物や加工品を手に入れたい消費者も多く、高付加価値化して提供するサービスは、今後もシェアを拡大していくと考えられます。

他社との提携や協業は、収益を伸ばすだけでなく、新たなイノベーションにもつながるかもしれません。「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウについて詳しく解説しています。

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