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植物肉「ミラクルミート」開発・生産の「DAIZ」が30億円調達

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2022年2月1日、DAIZ株式会社は、総額30億円の資金調達を実施したことを発表しました。

DAIZは、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造しています。

大豆の発芽という生理現象を応用した技術により旨味や栄養価を増大させ、余分な添加物や加工助剤を使用せずに、肉に近い食感・風味を実現しています。

今回の資金は、「ミラクルミート」の生産体制の拡大や、研究開発の強化、グローバル展開、人材採用などに充当されます。

世界的な人口増大により、早くて2030年にはタンパク質の需要と供給のバランスが崩れ始めると予測されています。

また、畜産の倫理的・環境的な課題もあり、新たなタンパク質の開発と供給の取り組みが世界的に推進されています。

特に植物由来の原料を食肉のように加工した植物肉(代替肉)は、欧米での開発が進んでおり、食肉企業が手掛けるもの、3Dプリントを利用したもの、100%海藻のものなど、様々なものがあります。

国内では、1960年代から植物肉を開発する不二製油グループが様々な企業と共同開発・企画を行っている他、マルコメ、大塚食品、伊藤ハム、日本ハムなど大手食品メーカーも相次いで参入しています。

一方、植物肉は肉としての食味を再現するため添加物を必要とするケースが目立ちます。そのため植物を原料としているのに関わらず健康に悪いと言われることもあります。

DAIZの開発する「ミラクルミート」は、発芽大豆を利用することにより、肉のような食味を再現しています。

また「ミラクルミート」は欧米の人が苦手な大豆の特有の風味が生成されないため、海外市場においても受け入れられる可能性もあります。

SDGsは大きなビジネスチャンスとなり得ます。世界に先んじて革新的なプロダクトを開発できれば、大きなシェアを獲得できるでしょう。そのためには開発やマーケティングのために豊富な資金が必要となります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ DAIZ SDGs タンパク質危機 ミラクルミート 代替肉 大豆 株式会社 植物肉 資金調達 食品
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