創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年1月27日レシート買取アプリ「ONE」運営の「WED」が資金調達

2022年1月27日、WED株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。
レシート買取アプリ「ONE」を運営しています。
アプリをインストールしたユーザーに自身の買い物によって出たレシートを撮影・アップロードしてもらうことで購買データを入手し、その対価としてレシート1枚あたり1~10円の報酬を支払うという仕組みのサービスです。
ゲーム間感覚で楽しめる高額買取ミッションや、買い物ニュースの配信など、日々の買い物を豊かにするようなコンテンツも提供しています。
リリースから3年超で、累計ダウンロード数300万以上、累計買取レシート枚数2億枚を突破しています。
蓄積されたデータは、「ONE for BUSINESS」により網羅性の高い購買データとして企業に提供しています。
今回の資金は、「ONE」のMAU・ARPU拡大、人材の確保などに充当されます。
マーケティングにおいて購買データを活用することは当たり前のことになりつつあります。
しかし購買データには様々な課題があります。
たとえば、POSデータは、その店舗における全商品の売上数量や、どの時間帯にどれだけ売れたか、そしてそのデータに買い物客の属性を加えることができます。
しかし、買い物客の属性はレジ担当による操作によって決定されるため、そのデータの信頼性にばらつきが出てしまうという課題があります。
他にも、大手ポイントカードの購買データは非常に巨大なものではありますが、加盟店以外のデータが取得できないこと、データを活用するためには一定数以上の会員が必要であるといった課題があります。
また近年ではECに進出する事業者も多く、大手ECモールに出店することもあると思いますが、こういったプラットフォーマーが独占するデータは、外部に提供されることはほとんどありません。
WEDはこういった購買データ流通の問題を解決するため、消費者のレシートを買い取ることで購買データを集め、必要とする企業に提供しています。
プロダクトの販売のためにはPRやマーケティングが重要です。特にSNSマーケティングはリアルな顧客な声を聞けることが大きなメリットです。「冊子版創業手帳」では、創業期でも行えるネットを活用したPRノウハウについて詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | アプリ データ マーケティング 小売 株式会社 買取 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2024年12月23日、Craif株式会社は、10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、本田圭佑氏が率いるX&KSKです。 Craifは、尿からマイクロRNAなどの病気に関連した生体…
2022年5月17日、株式会社MatrixFlowは、新サービス「OptFlow」を「MatrixFlow」上で提供開始したことを発表しました。 MatrixFlowは、ビジネスのためのAI活用プラッ…

