注目のスタートアップ

オンラインM&Aマッチングプラットフォーム運営の「M&Aクラウド」が10億円調達

company

2021年10月27日、株式会社M&Aクラウドは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。

オンラインM&Aマッチングプラットフォーム「M&Aクラウド」を運営しています。

オンラインで買い手の情報を閲覧し、直接打診ができるM&A・資金調達のマッチングプラットフォームです。売り手の利用は無料です。

買い手企業ではいきなりM&Aを実施するのではなく、出資を通じてより効果的・効率的なM&Aを実施するという傾向が高まっているため、このニーズに対応できる新機能を実装しています。

今回の資金は、プラットフォームの開発の加速や、買い手企業の情報発信システムの構築、買い手企業に向けたサポート体制の充実のための施策に充当されます。

M&Aとは、合併と買収(Mergers and Acquisitions)の略語で、資本の移動を伴う企業の合併と買収のことを意味します。

1990年代、バブルの崩壊によって力があるにも関わらず経営不振に陥る企業が増加しました。

この企業に目をつけた海外企業は、M&Aという形で日本企業を積極的に買収するようになりました。

このことからM&Aは身売りというイメージがつきました。しかし近年は国内の企業同士のM&Aが増え、現実的な経営戦略のひとつとして定着してきています。

M&Aは様々な目的で実施されますが、事業継承、従業員の雇用・安定、イグジット(EXIT)が代表的な目的となるでしょう。

「M&Aクラウド」は主にイグジットや事業の成長を目的としたM&Aを支援するプラットフォームです。

近年では、スタートアップが株式の一部を大手企業に売却しグループ会社となり、大手企業のリソースを活用しながら事業を拡大させ、その後子会社として上場を目指すという「2段階イグジット」というM&A戦略もトレンドとなっています。

また、未上場スタートアップが自社事業を成長させるためにシナジーのある企業を買収するというM&Aも確認できます。

今後もM&A市場は堅調に伸びていくと考えられます。上手く活用しているスタートアップの事例を分析し、自社の戦略のひとつとしてみてもよいのではないでしょうか。

累計発行部数180万部を突破した起業ノウハウ集「創業手帳」には、資金調達に関する情報をまとめた別冊「資金調達手帳」もあります。ベンチャー企業の視点から、M&Aのメリットや成功パターンについて詳しく解説していますので、ぜひご活用ください。

カテゴリ 有望企業
関連タグ M&A マッチング 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

パーソナル美容レッスン「blush」を提供する「palplat」が1.1億円調達
2023年11月2日、palplat株式会社は、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 palplatは、パーソナル美容レッスン「blush(ブラッシュ)」を運営しています。 …
短編映画(ショートフィルム)配信サービス「SAMANSA」を運営する「Samantha」が4,000万円調達
2022年7月4日、株式会社Samanthaは、総額約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Samanthaは、短編映画(ショートフィルム)配信サービス「SAMANSA」を運営してい…
検索型FAQ「Helpfeel」開発・提供の「Nota」が5億円調達
2021年3月2日、Nota株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 検索型FAQ SaaS「Helpfeel(ヘルプフィール)」を開発・提供しています。 「Helpfeel」は…
「福祉はぐくみ企業年金基金」を中心に企業年金制度の導入・設計をサポートする「ベター・プレイス」が3億円調達
2024年7月11日、株式会社ベター・プレイスは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約15.4億円となりました。 ベター・プレイスは、「福祉はぐく…
出張シェフサービスを運営する「シェアダイン」が資金調達
2022年9月21日、株式会社シェアダインは、資金調達を実施したことを発表しました。 シェアダインは、栄養士・調理師などの資格を持った食の専門家が出張シェフとして登録する出張シェフサービス「シェアダイ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集