創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2020年11月19日寺社仏閣コンサルティング事業など展開の「ELternal」が資金調達

ウエルインベストメント株式会社は、株式会社ELternalへの出資を決定したことを発表しました。
この出資は、学校法人早稲田大学と2018年10月29日に締結された提携契約に基づいて組成された「早稲田大学認定ファンド」通じて行われます。
ELternalは、早稲田大学大学院経営管理研究科の学生2名・同大学院先進理工学研究科の学生を中心に、「WASEDA-EDGE人材育成プログラム」を経て設立されたベンチャー企業です。
寺社仏閣や自治体と協力して新たな価値を創造することにより、現代の寺社仏閣が抱える地域社会との関係の希薄化や檀家数や参拝者数の減少による規模縮小、家族のつながりの希薄化、お墓の維持管理、無縁墓の増加、観光需要の減少などの課題を解決することを目指しています。
地方の人口減少により、地域コミュニティの衰退や中心街の空洞化などの課題が生まれています。
またこの人口減少に伴い過疎地の寺社仏閣は多くが年収300万円以下となっており、2040年には全寺社仏閣のうち3分の1がなくなるとの予測もあります。
地域コミュニティの衰退の要因としては、農業・漁業などの一次産業がベースとなっていた地域社会では日常における助け合いが必要でしたが、会社を中心とした社会へと変化することにより地域社会での助け合いが不要となったことが挙げられます。
そのため、単純に従来型の地域コミュニティを再生することは現代社会にとっては難しく、現代社会に適合した形で地域コミュニティを創出しなくてはなりません。
また、働き方改革により多様な働き方が普及していくに伴い、社会構造も変化することが考えられます。この変化に寺社仏閣が上手く寄り添うことで地域コミュニティを創出することもできるかもしれません。
地域社会だけでなく、企業活動にとってもコミュニティの創出は重要だと言われています。コミュニティの運営によりマーケティングやプロダクトの改善などを行うことができるからです。「冊子版創業手帳」では、創業期のネットを活用したPRノウハウについて詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | コンサルティング 地方創生 早稲田大学 株式会社 観光 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年10月11日、株式会社エスポリアは、総額5億2,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エスポリアは、越境ECビジネスをサポートするため、輸入業、輸出業、倉庫業を展開しています。…
2020年12月1日、株式会社ランドデータバンクは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「Connected Industries 推進のための協調領域データ共有・AIシス…
温泉レコメンドサービス事業の展開で注目されるのが、西岡貴史さんが2021年2月に創業した株式会社たびふぁんです。 2020年3月末時点での温泉地数(宿泊施設のある場所)は、全国で2971カ所あります。…
2020年1月31日、株式会社電脳交通は、総額約2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 クラウド型タクシー配車システムを開発・提供しています。 また、地域交通の課題解決への取組みの…
2022年9月15日、株式会社ソーシャルインテリアは、総額約13億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ソーシャルインテリアは、家具のサブスクリプションサービス「サブスクライフ」や、…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

