注目のスタートアップ

画像認識技術の「アジラ」が資金調達

2019年4月1日、株式会社アジラは、資金調達を実施したことを発表しました。

ディープラーニング技術を活用した高度な画像認識技術を保有しており、この技術を活用し、車両の画像から、メーカー・車種を認識する“車両認識AI”や、不適切画像フィルター「Maria」、定型・非定型の手書き文字・活字を認識する「ジジラ」を提供しています。

株式会社アジラ 代表 木村 大介氏よりコメントが届きました!

今回のニュースについて、株式会社アジラ 代表の木村 大介氏より、コメントが届きました!

木村 大介(きむら だいすけ)
1976年長野生まれ。NTTグループにてR&D業務に従事、米国SIGGRAPH、Search Engine StrategiesにWebサービスを出展するとともに、金融機関においてグリーンITを主体とする全社的なCSR(企業の社会的責任)活動を推進。2011年から株式会社ぐるなびにて事業部のシステム統括兼SEOを担当し、Webマーケティングを経験したのちに、高度技術者を求めてベトナムに渡り、ハノイ市においてビッグデータ分析チームを立ち上げ。その後、2015年6月にディープラーニング・テクノロジーを主要技術とした株式会社アジラ設立。
ー起業の経緯について教えてください。

木村:2015年、ディープラーニングのポテンシャルにいち早く気付いた創業データサイエンティストメンバーによる、東証一部企業からのスピンアウトです。
当該企業様(主に社長)の後ろ盾によって、創業期を生き長らえました。

ー今回の資金調達の目的はなんでしょうか?

木村:事業拡大に向けたAI開発体制の強化です。
具体的にはAI人材の採用、計算リソースの確保及び、技術と営業スキルを持つビジネスチームの組成です。

ー今回の資金調達について、反響はありましたか?

木村:4/1新元号の発表、エイプリルフールコンテンツに紛らわせて、あまり盛大に拡散しないように心がけています。

いまのところ反響は主に関係者、クライアント、ビジネスパートナーからご連絡を頂いているレベルです。日本法人のほうは、クライアントからの信頼感を強めるのが目的ですのでこれで十分だと考えております。

逆に、これから流す海外のプレス配信は「IT技術者の採用」を目的としているのでインパクト重視で行う予定です。

ー今後の展開について、教えてください。

木村:まずは、軌道に乗ったAI-OCR「ジジラ」の売上拡大です。国内とASEANを視野に入れてビジネス展開して参ります。

次に、当社独自の技術である行動認識技術のプロダクト化です。
こちらは国内4件の特許を申請・取得中で、国外への取得も視野に入れ、様々な国での展開を考えています。

さらに、第三の矢となる基礎技術の研究を継続して行っています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

対話型音声AI SaaS「アイブリー」を提供する「IVRy」が40億円調達
2025年11月6日、株式会社IVRyは、総額40億円の資金調達を発表しました。 IVRyは、対話型音声AI SaaS「アイブリー」を開発・提供しています。 自動応答(IVR)、電話転送、SMS送信、…
東京大学・松尾研究室発のAIコンサルティングファーム「StatHack」が資金調達
株式会社StatHackは、資金調達を実施したことを発表しました。 StatHackは、東京大学松尾研究室が開発したAIスタートアップ起業家育成プログラム「起業クエスト」の卒業1期生が創業したAIコン…
フルカイテン株式会社 瀬川直寛|在庫を利益に変えるクラウドの事業展開で注目の企業
在庫を利益に変えるクラウドサービス(SaaS)の事業展開で注目なのが、瀬川直寛さんが2012年に創業したフルカイテン株式会社です。 小売り業を営む方々にとって、商品の仕入れ、適正な販売戦略と在庫管理、…
映像解析AIプラットフォーム運営の「フューチャースタンダード」が1.65億円調達
2019年10月10日、株式会社フューチャースタンダードは、総額1億6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、東京理科大学イノベーション・キャピタルなどです。 また、東京理科大…
AIアニメ制作基盤「ANICRA」を開発する「CrestLab」が資金調達
2025年8月1日、株式会社CrestLabは、資金調達を発表しました。 CrestLabは、AI技術を活用したアニメ制作支援基盤「ANICRA」を中心としたアニメ制作プロダクトを開発・提供しています…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集