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片頭痛治療用アプリなどを手がける「ヘッジホッグ・メドテック」が資金調達

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2025年12月19日、株式会社ヘッジホッグ・メドテックは、資金調達を発表しました。

ヘッジホッグ・メドテックは、頭痛領域において、治療用アプリの開発、頭痛AI診断機器の開発、疾患啓発・改善プログラムの提供などを行っています。

今回の資金は、株式会社ベルシステム24の頭痛対策アプリ「頭痛ーる」および関連サービスの買収、組織体制の強化、新規事業開発などに活用します。


近年、デジタル技術を活用して病気の治療を支援する「治療用アプリ」が世界的に注目を集めています。治療用アプリはデジタルセラピューティクス(Digital Therapeutics:DTx)と呼ばれ、医療の新しい選択肢として位置づけられています。

治療用アプリはスマートフォンやタブレットを通じて患者に継続的に介入し、行動変容を促すことで治療効果の向上を図ります。また、患者の状態をデジタルに記録することで医師の負担を軽減する役割も担っています。現在は、うつ病、耳鳴り、パニック障害、アルコール依存症など、行動変容が治療に結びつく疾患を中心にアプリが承認され、医療現場で活用されています。

片頭痛の領域でも、薬物治療に加えて行動療法や理学療法といった非薬物治療の重要性が高まっています。非薬物治療は、薬物療法を避けたい患者や妊娠中の患者、薬剤使用による頭痛の既往がある患者などにとって有力な選択肢となっています。

このような流れのもと、ヘッジホッグ・メドテックは片頭痛治療用アプリを中心に、頭痛領域における統合的なソリューションを提供しています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ アプリ デジタルセラピューティクス ヘッジホッグ・メドテック 医療
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