注目のスタートアップ

家具のサブスクや家具什器受発注プラットフォームを手がける「ソーシャルインテリア」が3億円調達

company

2025年12月19日、株式会社ソーシャルインテリアは、3億円の資金調達を発表しました。

今回の調達は、株式会社商工組合中央金庫の無保証での融資によるものです。

ソーシャルインテリアは、家具・家電のセレクト型オンラインストア「サブスクライフ」や、法人向けの「ソーシャルインテリア オフィス構築支援」、家具什器受発注プラットフォーム「INTERIOR BASE」を展開しています。

「サブスクライフ」は、新品・中古品・アウトレット品・ヴィンテージ品から商品を探せるセレクト型オンラインストアです。支払方法をサブスクにすることで、月額で必要なときに必要な分だけ利用することができます。

今回調達した資金は、「サブスクライフ」の機能高度化、「INTERIOR BASE」の機能高度化、人材採用の強化などに活用します。


経済活動による環境負荷が深刻化するなか、SDGsの推進を背景に、持続可能で環境に優しい社会の構築が世界的に進められています。特に注目されるのが「循環型社会」や「循環経済」という考え方です。これは限られた資源を効率的に活用し、リサイクルや再利用を通じて資源を循環させる仕組みの構築を目指しています。

これまでの社会は大量生産・大量消費・大量廃棄が主流であり、家具においても安価な素材や効率的な生産によって低価格で供給されてきました。一方で、耐久性や機能性に乏しく、大量の廃棄が大きな課題となっています。かつて家具は高価である一方で、修繕や補修を繰り返しながら、何世代にもわたって利用する方法が一般的でした。

こうした状況に対し、ソーシャルインテリアは循環型社会の実現に向けて、家具・家電のセレクト型オンラインストア「サブスクライフ」を展開しています。家具のサブスクリプションサービスは、初期費用を抑え、処分費用を不要にし、模様替えの負担を軽減するなどの利点があり、多様な人々が高品質な家具を利用できる新しい仕組みとして注目されています。

株式会社ソーシャルインテリアのコメント

このニュースを受けまして、株式会社ソーシャルインテリアよりコメントが届きました。

町野健(まちの・けん)
株式会社ソーシャルインテリア 代表取締役  
上智大学大学院修了。株式会社日本HPのコンサルタント、株式会社マクロミルにて経営企画、海外事業立ち上げを経て、2012年にキュレーションマガジンAntenna立ち上げのため、株式会社グライダーアソシエイツを創業。3年で500万ユーザー獲得かつ黒字化まで育て上げる。2016年にソーシャルインテリアを立ち上げ、2018年3月に日本初の家具のサブスクリプションサービスを開始。1,000ブランド12万種類の商品を取り扱う。事業立ち上げ、メディア、マーケティングが専門。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

・個人向けオンラインストア「サブスクライフ」の機能高度化
・家具什器受発注プラットフォーム「INTERIOR BASE」の機能高度化
・事業成長を支える人材採用の強化
・各サービスのシナジー創出による提供価値の最大化

・今後の展望を教えてください。

アナログ業務が多く残るインテリア業界の生産性向上とイノベーションの実現を加速させ、業界全体の成長に寄与するサービス展開を進めてまいります。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ EC サブスクリプション ソーシャルインテリア 家具
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「iDA」が販売員によるコーディネート画像投稿システム「STAFF SWITCH」を2023年春にローンチ
2022年10月28日、株式会社iDAは、2023年春に新サービス「STAFF SWITCH(スタッフ スイッチ)」をローンチすることを発表しました。 「STAFF SWITCH」は、店舗で活躍する販…
ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営する「クラダシ」が4.8億円調達
2025年10月1日、株式会社クラダシは、4億8000万円の資金調達を発表しました。 株式会社商工組合中央金庫のポジティブインパクトファイナンスによるものです。 クラダシは、ソーシャルグッドマーケット…
ゴルフウェアブランド「LINDERTHON GOLF」を展開する「ASMIK.」が1,000万円調達
2023年10月20日、株式会社ASMIK.は、1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ASMIK.は、ゴルフウェアブランド「LINDERTHON GOLF」を展開しています。 ECサ…
腕時計のサブスク「KARITOKE」展開の「ななし」が2億円調達
2019年12月25日、ななし株式会社は、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、新生銀行グループの総合リース会社である昭和リース株式会社と、腕時計の商品調達等に関する事業マネジメ…
バーチャルインテリアサービスなどを手がける「カラーアンドデコ」が2.2億円調達
2023年6月21日、株式会社カラーアンドデコは、総額2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 カラーアンドデコは、空室や居住中の物件写真や360度パノラマ写真に3DCGのインテリア…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集