創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年9月2日1人乗りの超小型EV「mibot」を手がける「KGモーターズ」が3.6億円調達

2025年8月29日、KGモーターズ株式会社は、総額3億6000万円の資金調達を発表しました。
今回の資金調達により、累計調達額は23.8億円となりました。
KGモーターズは、1人乗り小型モビリティロボット「mibot」を手がけています。
今回の資金調達は事業連携を見据えたパートナーシップ強化を軸としています。自動車部品大手の豊田合成株式会社、リース事業大手のみずほリース株式会社が運営するCVC、物流・エネルギー領域で広域ネットワークを持つ鈴与商事株式会社、地域資源との共創を進める株式会社日本海ラボなど、「mibot」の量産後における事業展開で相互補完が可能な事業会社が新たに加わっています。
今回調達した資金は、初期ロットの量産試作・部材調達、量産のための設備投資、生産体制・品質管理体制の整備、マーケティングおよびブランド認知拡大施策に活用します。
2025年12月末から初期ロットの納車を順次開始することを目指しています。
ガソリン車や二輪車は温室効果ガスの排出量が多く、エネルギー効率も低いという根本的な課題を抱えています。
世界的な環境規制の強化を受け、こうした従来型モビリティに代わる低環境負荷の選択肢への転換が進められています。この取り組みのなかでは、とくに電気自動車(EV)が注目されています。
日本では、4人以上乗車可能な四輪車がモビリティの主流を占める一方で、その平均乗車人数は1.31人にすぎず、走行距離も短距離が中心となっています。つまり、スペックと利用の実態に乖離があり、無駄に資源を消費していることが大きな課題となっています。
この実態を背景に、より小型で実用的なモビリティへのニーズが高まっています。そこでKGモーターズは1人乗り小型モビリティロボット「mibot」を開発しました。高い安全性を確保しつつ、ドアやエアコンを備えた快適性、維持コストの低減を実現しています。
さらに将来の自動運転を見据えた研究開発も進め、次世代の移動手段としての実用化を目指しています。
企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | EV MaaS モビリティ 株式会社 次世代 自動車 自動運転 資金調達 量産 電気自動車 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年2月15日、CollaboGate Japan株式会社は、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 CollaboGate Japanは、安全で拡張性の高いIoT事業の…
平成30年8月6日、株式会社スマートドライブは、総額17億円の資金調達を実施したことを発表しました。 自動車に取り付けた専用デバイスから50~60項目にわたるデータを取得・解析し、それをもととして自動…
2023年1月16日、株式会社トゥーンクラッカーは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、楽天グループ株式会社のCVC・楽天キャピタルなどです。 トゥーンクラッカーは、縦スクロ…
2021年7月27日、株式会社powは、総額5,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、ソーシャルカレンダーアプリ「Skele(スケル)」の正式版(iOS)を公開したこともあわせて発…
2023年4月5日、Tanaakk株式会社は、株式会社東海理化電機製作所と、資本業務提携を締結したことを発表しました。 Tanaakkは、ハイパーグロースする組織に対してイノベーション投資を実施する「…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

