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AIアニメ制作基盤「ANICRA」を開発する「CrestLab」が資金調達

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2025年8月1日、株式会社CrestLabは、資金調達を発表しました。

CrestLabは、AI技術を活用したアニメ制作支援基盤「ANICRA」を中心としたアニメ制作プロダクトを開発・提供しています。NTTドコモの社内起業制度からスピンアウトし、制作現場の効率化と品質向上を両立するソリューションを提供しています。

主に動画の仕上げを中心とした工程においてAI技術を活用することで、制作工程の効率化・省力化を実現します。複数のアニメスタジオとの実証実験において、対象工程のうち約7割の工程削減を実現しています。

今回調達した資金は、「ANICRA」の開発と提供体制の強化に活用します。


2023年のアニメ産業の市場規模は、前年比114.3%の3兆3465億円となりました。これは海外市場の開拓などが進んだ結果であり、今後もさらなる成長が期待されています。

一方、国内のアニメ産業はさまざまな課題に直面しています。具体的には、ベテラン人材の高齢化・引退、アニメーターの質的・量的な不足、それに起因する品質低下などが挙げられます。

こうした課題を乗り越えるため、制作プロセスを革新する技術に注目が集まっています。たとえば、AI技術は、これまで人的な作業が必要だったプロセスをデジタル化し、大幅な効率化・省人化をもたらす可能性があります。

こうしたなかで「ANICRA」は、アニメ制作の動画作業や仕上工程をAIでサポートすることで、制作効率の向上と負荷軽減を実現しています。

事業の成長には、戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との連携などが重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB アニメ 制作 効率化 工程 株式会社 省力化 資金調達
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