創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年7月29日米国最大級の日本酒ECを運営する「Tippsy」が資金調達

2025年7月28日、Tippsy, Inc.は、国分グループ本社株式会社と出資契約を締結し、資金調達を実施しました。
Tippsyは、米国最大級の日本酒ECの日本酒EC「tippsysake.com」を運営しています。
販売だけでなく、日本酒の背景にあるストーリーや文化を解説するコンテンツを通し、米国の消費者に日本酒を届けています。
国分グループ本社との協業を通じ、顧客体験の向上、商品ポートフォリオの拡充、メディア機能の強化、オフライン事業の拡大、人材採用と組織力の増強を図ります。
国内における日本酒の販売数量は、アルコール飲料の多様化や人口の減少といった理由により減少が続いています。また、現在の消費量はピーク時の1/4程度にまで落ち込んでいます。
一方、日本酒の輸出実績は年々拡大しています。2024年における輸出金額第1位は中国、第2位はアメリカ、第3位は香港となっており、これら3つの地域で全体の65%を占めています。とくにアメリカの輸出金額は対年比で125.9%、数量は対年比で123.1%と顕著な伸びが見て取れます。
日本酒の輸出増加の背景には、日本文化・和食ブームにより日本酒が根づいた、国による輸出支援、ローカライズの成功、保冷技術の発展などの要因があります。
このような流れのもと、Tippsyは、2018年から米国で日本酒ECプラットフォームを展開しています。今回、食品専門商社大手の国分グループ本社との協業により、さらなる成長を目指すとしています。
企業・事業の大きな成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | EC 嗜好品 日本酒 株式会社 清酒 米国 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2024年9月12日、株式会社LexxPlussは、総額6億4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、ディープテック・スタートアップ支援基金の支援を含めた累計調達額は…
2025年10月6日、forest株式会社は、総額60億円の資金調達を発表しました。 forestは、日本のものづくりブランドをM&Aで承継し、そのさらなる成長実現に取り組む事業承継型M&A事業を展開…
2022年5月30日、CANDY HOUSE JAPAN株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 CANDY HOUSE JAPANは、スマートロック「SESAME(セサミ)」シ…
2019年7月19日、株式会社イノービアは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 製造業の人材成長に貢献するスキル・教育管理ツール「SKILL NOTE(スキルノート)」を運…
2020年4月1日、株式会社リモハブは、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2020年1月20日には、総額2億7,000万円の資金調達を実施を発表しています。 遠隔心臓リハビリ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

