注目のスタートアップ

防衛・セキュリティに関するプロダクト・サービスを提供する「スカイゲートテクノロジズ」が10億円調達

company

2025年6月27日、スカイゲートテクノロジズ株式会社は、総額約10億円の資金調達を発表しました。

スカイゲートテクノロジズは、防衛・セキュリティに関するプロダクト・サービスの提供を行っています。

具体的なプロダクト・サービスとして、統合領域指揮統制ソリューションプロダクト「Skygate JADC2 Alayasiki」や、ゼロトラストアーキテクチャを実現するデータ・ネットワーク統合型のセキュリティソリューション「Skygate Cygiene」などを提供しています。

今回調達した資金は、データテクノロジーやセキュリティに関する技術、製品開発、事業開発の拡大に活用します。


近年、AI・IoT・ロボットといった先端技術の進展により、社会や企業におけるデジタル化が加速度的に進んでいます。

しかし、その一方でサイバー攻撃の件数も急増しており、社会全体および企業におけるセキュリティリスクは日々高まっています。

総務省の「情報通信白書 令和6年版」によれば、2023年に観測されたサイバー攻撃関連の通信数は、2015年と比べて約9.8倍にまで増加しています。

こうした状況を受けて、企業におけるセキュリティ対策の必要性はかつてないほど高まっており、それを受けて、多くのセキュリティ関連スタートアップが誕生しています。

また、サイバーセキュリティ技術は、企業防衛のみならず国家の安全保障とも密接に結びついており、今や注目すべき戦略的な分野のひとつといえます。

現在、日本の安全保障環境は、国際的なパワーバランスの変化に伴い、より複雑かつ不透明になっています。

世界的にも、戦争・経済・軍事の各分野で国家間の競争が顕在化しており、安全保障の対象領域は、サイバー空間や宇宙といった新たな領域へと拡大しています。

このような背景から注目を集めているのが「防衛テック(Defense Tech)」です。
防衛テックとは、防衛や安全保障に関する技術やサービスを開発する企業群を指し、とくに米国を中心に存在感を高めています。

スカイゲートテクノロジズは国内唯一の防衛テックとして、防衛テック市場の確立や安全保障領域の課題解決のため、事業を進めています。

適切なセキュリティの構築ができず顧客や社会に損害を与えてしまうと大きな損失となるため、セキュリティ対策はコストと捉えるのではなく、事業活動・成長に必須のものと位置づけ、投資と捉えることが重要だと経済産業省は示しています。「冊子版創業手帳」では、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期に実施できるセキュリティ対策について詳しく伺っています。

また、セキュリティ対策を行うためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB サイバーセキュリティ セキュリティ セキュリティ対策 宇宙 宇宙ビジネス 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

パーソナライズ予防ケアサービス「Wellness Membership」などを展開する「ウェルネス」が2.8億円調達
2024年4月12日、株式会社ウェルネスは、総額2億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ウェルネスは、パーソナライズ予防ケアサービス「Wellness Membership」や、パ…
現場DXのためのソリューション「コネクテッドワーカーソリューション」提供の「FairyDevices」が10.2億円調達
2021年2月24日、FairyDevices株式会社は、総額約10億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 製造・サービス・保守メンテナンス・建築など、様々な現場DXのためのソリュー…
量子AIクラウドサービス「AQCloud」を提供する「エー・スター・クォンタム」が7.5億円調達
2023年8月30日、株式会社エー・スター・クォンタムは、総額約7億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エー・スター・クォンタムは、従来の科学では解決困難な社会的課題を最適化するこ…
ベンチャー・キャピタルの「Coral Capital」が追加投資専用ファンドを設立
2020年4月13日、株式会社Coral Capitalは、既存投資先スタートアップへの追加投資専用のグロース・ファンドを設立したことを発表しました。 追加投資専用のファンド「Coral Growth…
「Gaudiy」と「BALCOLONY.」がクリエイターのための新会社「C4C Labs」を設立
2022年6月8日、株式会社Gaudiyと、有限会社BALCOLONY.は、株式会社C4C Labsを共同出資により設立することを発表しました。 Gaudiyは、ブロックチェーン技術を活用したファンプ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集