創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年2月18日令和7年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」 大学・公設試等と連携して行う研究開発等が支援対象

中小企業庁は、令和7年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」の公募開始について発表しました。
中小企業者等が大学・公設試等と連携して行う、研究開発及びその事業化に向けた取組を最大3年間支援するものです。
具体的には、「中小企業の特定ものづくり基盤技術及びサービスの高度化等に関する指針」(高度化指針)を踏まえた研究開発等が支援対象になります。
補助率
・中小企業者等(補助率:2/3以内)
・大学・公設試等(補助率:定額)
補助金額
【通常枠】
単年度あたり4,500万円以下
2年間合計で7,500万円以下
3年間合計で9,750万円以下
【出資獲得枠】
単年度あたり1億円以下
2年間合計で2億円以下
3年間合計で3億円以下
ただし、補助上限額はファンド等が出資を予定している金額の2倍を上限とする。
公募期間
2025年2月17日(月)~2025年4月18日(金)17:00
(2025年度では、第2回公募を行うことは現時点で予定されていません)
総務省の資料によると、2018年度の科学技術研究費は過去最高の19兆5,260億円に達し、企業の研究費も14兆2,316億円と歴代最高を記録しています。これらの数値は、研究開発が日本の企業活動においてますます重要性を増していることを示しています。
企業の研究費と売上高が増加傾向にあり、これは研究開発が売上向上や経営安定に寄与していることを示唆しています。研究費と売上高の間には一定の相関が見られるのも特徴的です。
一方、中小企業では限られた経営リソースが研究開発の課題となっており、技術やノウハウを持つ人材の不足や予算制約が深刻な問題となっています。これに対応するためには、大学や研究機関、大企業との連携を通じて外部リソースを活用することが重要です。
「成長型中小企業等研究開発支援事業」は、こうした中小企業が大学や研究機関と連携して研究開発を行うことを支援する取り組みであり、これにより中小企業が研究開発の課題を克服し、成長を実現することが期待されています。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。
また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。
ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。
| カテゴリ | 公募 |
|---|---|
| 関連タグ | 中小企業 助成金 大学 成長型中小企業等研究開発支援事業 支援 研究機関 研究開発 補助金 連携 |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年3月30日、株式会社リンケージは、総額約5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リンケージは、従業員のストレス要因を多角的に分析できるメンタルウェルネスサービス「Rasi…
「ローカル10,000プロジェクト(地域経済循環創造事業交付金)」のご案内です。 「ローカル10,000プロジェクト(地域経済循環創造事業交付金)」は、総務省が実施する支援事業です。 産学金官の連携に…
大阪中小企業投資育成株式会社が主催するオンラインセミナー「戦略から考える!中小企業の若手人材獲得と離職防止につながる採用力アップセミナー」が開催されます。 人材不足等の課題を抱える中小企業の採用担当者…
公益財団法人東京都中小企業振興公社「事業環境変化に対応した経営基盤強化事業(一般コース)」のご案内です。 ポストコロナ等における事業環境の変化を課題と捉え、対応策として、事業者が創意工夫のもと「これま…
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、「製品開発着手支援助成事業」について発表しました。 社外資源を活用して実施する技術検討を対象とする助成金です。 ポイント ・社外資源を活用して実施する技術検討が対…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

