注目のスタートアップ

⽉額カーライフサービス「ノレル」などを展開する「IDOM CaaS Technology」が3.5億円調達

company

2024年12月9日、株式会社IDOM CaaS Technologyは、3億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、レオス・キャピタルワークス株式会社が運用する公募投資信託です。

IDOM CaaS Technologyは、中古車販売・買取ブランド「ガリバー」を有する株式会社IDOMの関連会社です。

⽉額カーライフサービス「ノレル(NOREL)」や、審査や手続きの手間を省いた「ノレルGO」、個人間カーシェアサービス「GO2GO」などのサービスを展開しています。

現在、独自与信審査による車両提供スキームの高度化を目的としたIoTデバイスとシステム・モデル開発と、サービス提供拠点の拡大・開発を進めています。

今回の資金調達により、事業を顧客に届けるための各種施策を実装し、サービスの提供範囲拡大を目指します。


一般社団法人日本自動車工業会が発表した「2023年度乗用車市場動向調査」によると、乗用車の世帯保有率は77.6%に達しています。しかし、非保有世帯の割合が特に高いのは首都圏の中心部、定年退職後の世代、独身期、そして高齢期の層です。

また、自家用乗用車の世帯あたり普及台数は2006年をピークに減少傾向にあり、この流れは今後も続くと見込まれています。

こうした状況の中、自動車市場では車を「保有」する形態から「利用」に重きを置く流れが進んでいます。カーシェアリングやレンタカーサービスの普及が加速し、さらにマイカーの月間維持費や全体的な維持費への負担感の高まりが、この転換を後押ししています。

しかし、従来の与信審査システムには課題があります。実際には十分な支払い能力を有しているにもかかわらず、カーローンやカーリースの審査に通らない人が一定数存在するのです。

これに対し、IDOM CaaS Technologyは独自の与信育成モデルを採用し、AIを活用した残価予測ロジックを開発しています。これにより、従来の審査基準ではカバーしきれなかったユーザーにも柔軟に対応し、多くの人が理想のカーライフを実現できるサービスを提供しています。

ビジネスを成長させるには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ IoTデバイス クルマ モビリティ 与信審査 中古車 審査 株式会社 自動車 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

夫婦の共有家計簿・貯金アプリ開発・運営の「OsidOri」が9,300万円調達
株式会社OsidOriは、総額約9,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。 夫婦の共有家計簿・貯金アプリ「OsidOri(オシドリ)」を開発・運営しています。 夫婦共有のお金と個人のお金を…
衛星データを活用した森林モニタリング・自然由来カーボンクレジット向けモニタリングソリューションを開発する「Archeda」が資金調達
2024年4月23日、株式会社Archedaは、資金調達を実施したことを発表しました。 Archedaは、衛星データを活用した森林モニタリング・自然由来カーボンクレジット向けのモニタリングソリューショ…
不動産取引・資産運用やホテルの企画・運営などを手掛ける「Local Design」が「ドーガン」と資本業務提携
2022年11月8日、Local Design株式会社は、株式会社ドーガンに対して第三者割当増資を行い、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 これによりドーガンは、Local Designの…
空間活用・無人運営を実現する「StayX」展開の「matsuri technologies」が20億円調達
2022年3月24日、matsuri technologies株式会社は、総額約20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 空間活用・無人運営を実現するソリューション「StayX」や、民泊向けP…
ライドシェアサービスの展開を目指す「newmo」が15億円調達
2024年2月16日、newmo株式会社は、総額約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 newmoは、ライドシェアサービスの実現のため、2024年1月に設立された企業です。 利用者視点に立…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集