注目のスタートアップ

自動配送ロボットを開発する「LOMBY」が2.7億円調達

company

2024年10月1日、LOMBY株式会社は、総額2億7000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

LOMBYは、自動配送ロボット「LOMBY(ロンビー)」を開発しています。

屋外のラストマイル領域のモノと人の移動を自動化するソリューションです。

2022年の創業からハードとソフトの両面で自社開発を行い、最新機は第4世代のモデルとなっています。

現在、量産に向けた開発が最終段階に突入しています。

今回の資金は、「LOMBY」の量産に向けた技術開発と運用体制の整備に充当します。


物流業界は深刻な人手不足に陥っています。

とくに最終拠点からエンドユーザーにモノを届けるラストマイル配送は、人手不足に加え、EC需要の高まりや再配達問題などにより厳しい状況にあります。

とくに配達効率の悪い過疎地域や離島などはコストが高く、持続可能性に課題があります。

そこでラストワンマイル配送の課題を解決するソリューションとして、自動配送ロボットが期待されています。

将来的には効率性を鑑みて空を飛ぶドローンによる配送の社会実装が期待されていますが、法律や安全性の問題から、まずは地上を走行する配送ロボットの実用化が先になると考えられています。

LOMBYは、2022年から自動配送ロボットの開発を進め、大手企業や自治体などと協力し、商用検証や実証実験を進めてきました。今回の資金調達により、量産に向けた技術開発と運用体制の整備を進めるとしています。今後の動向に注目が必要です。

事業のさらなる成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ発行累計250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB ラストワンマイル ロボット 株式会社 物流 移動 自動 自動化 資金調達 配送 配達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「ピアズ」が生成AIや量子技術などを活用するクリエイティブ集団「KandaQuantum」と資本業務提携
2023年5月23日、株式会社ピアズは、株式会社KandaQuantumと、資本業務提携を締結したことを発表しました。 KandaQuantumは、生成AI(Generative AI)や量子技術など…
位置情報データの活用を可能にするクラウドサービスなどを提供する「クロスロケーションズ」が3.8億円調達
2022年8月4日、クロスロケーションズ株式会社は、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 クロスロケーションズは、独自開発の位置情報ビッグデータ解析エンジン「Location…
クラウド郵便管理サービス「atena」提供の「N-Technologies」が2,500万円調達
2020年9月14日、株式会社N-Technologiesは、2,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 これは、Coral Capitalを引受先としたJ-KISS型新株予約権方式による…
副業・転職のキャリアSNS運営の「YOUTRUST」が1.1億円調達
2020年1月30日、株式会社YOUTRUSTは、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 副業・転職のキャリアSNS「YOUTRUST」を運営しています。 友人や、友人の友人か…
上質な体験を提供する予約ECサービス「Otonami」を展開する「Japan Culture and Technology」が「J.フロントリテイリング」と資本提携
2023年4月6日、Japan Culture and Technology株式会社は、「JFR MIRAI CREATORS Fund」からの出資を受け、J.フロントリテイリング株式会社との資本提携…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集