創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年5月15日令和5年度「飲食サービス業の競争環境整備に向けた商慣行実態調査」調査結果が発表

経済産業省関東経済産業局は、令和5年度「飲食サービス業の競争環境整備に向けた商慣行実態調査」の調査結果概要版を発表しました。
この調査は、長年にわたる取引形態・慣行等による労働生産性向上に課題をもつ飲食サービス業に着目し、今後の社会環境の変化に伴う競争環境の適正化へ向けた具体的な政策手段を見出すため、実態把握と競争政策等における論点整理・課題の抽出を行い取りまとめることを目的としています。
また、とくに実態が明らかではない中小規模の飲食店にフォーカスして実施し、大規模企業の視点は有識者の意見を取り入れる形で進めています。
日本では大手チェーン店以外にも、中小規模の飲食店が数多く存在しています。
外食産業の実態は公表されているデータを読み解くことでわかりますが、そのデータは注大企業の集計結果が中心であるため、小規模飲食店の真の姿というのは把握することが難しいという状況にあります。
こうした中で、コロナ禍を経て経済が再開され、インバウンド需要が戻ってきている飲食サービスは、どのような課題を抱えているのかということを明らかにする取り組みは高いニーズがあります。
令和5年度「飲食サービス業の競争環境整備に向けた商慣行実態調査」は、こうした中小規模飲食店を対象とした実態調査であり、多くの示唆が含まれています。
現在の中小規模飲食店が抱えている課題としては、現場作業に時間が取られ経営改善に着手できない、客離れの懸念や過当競争により価格転嫁が難しい、人材の教育環境の未整備などがまとめられています。
とくに効率化・生産性向上を実現する前提として「各飲食店における業務分解・整理」が必要であるという提言が行われています。
シリーズ累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の飲食に特化した別冊「飲食開業手帳」では、出店に関するノウハウや、資金繰りの改善方法、スタッフの採用・教育など、飲食店の開業に必要なノウハウを提供しています。
また、ビジネスの成長には資金調達や提携も重要です。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
| カテゴリ | トレンド |
|---|---|
| 関連タグ | 外食 経済産業省 調査 食品 飲食 飲食店 |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年7月10日、ZERO株式会社は、株式会社エイジスと、商品配送・納品や販売機のメンテナンス全般において提携することを発表しました。 ZEROは、食品ロス削減のための無人販売機「fuubo」を展…
2023年12月26日、農林水産省は、令和5年度「農林⽔産物・⾷品輸出促進緊急対策事業のうち青果物輸出産地体制強化加速化事業」の公募について発表しました。 輸出拡大実行戦略に即して、早急に青果物輸出産…
2022年12月21日、株式会社ぐるなびは、株式会社オプティムと、資本業務提携契約を締結することを発表しました。 ぐるなびは、飲食店情報サイト「ぐるなび」の運営や、予約・顧客管理、接客(メニュー注文・…
2023年2月24日、株式会社いえメシは、資金調達を実施したことを発表しました。 いえメシは、フードデリバリーの一括検索アプリ「done!(ダン)」を開発・提供しています。 フードデリバリーサービスや…
農林水産省は、令和6年度「新事業創出・食品産業課題解決調査・実証等事業のうちフードテックビジネス実証事業」の公募について発表しました。 フードテック等を活用した技術の事業化のための実証を支援するととも…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
