注目のスタートアップ

習慣化アプリ「みんチャレ」を手がける「エーテンラボ」が資金調達

company

2024年1月22日、エーテンラボ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

今回のA2ラウンドでの調達額は、合計4億4,000万円となります

エーテンラボは、習慣化アプリ「みんチャレ」を開発・運営しています。

勉強・ダイエット・運動など、同じ目標を持った匿名の5人がチームを作り、チャット報告を通じて励まし合うことで、習慣化に取り組むサービスです。

個人向け以外にも、法人向け事業を展開し、医療・ヘルスケアの課題解決を目指しています。

自治体向け「みんチャレフレイル予防・デジタルデバイド解消」は、地域のシニア同士がチームを組み、チャットを通じて楽しみながらウォーキングの習慣化に取り組むと同時に、スマートフォンを持ち歩くことでデジタルデバイド解消にもつなげるサービスです。

企業・健康保険組合向け「みんチャレ禁煙」は、禁煙研究の第一人者である産業医大・大和浩教授監修のプログラムです。喫煙者同士による励まし合いと、禁煙補助薬(ニコチンガム・ニコチンパッチ)によって禁煙をサポートします。2024年1月現在、禁煙成功率は平均52%となっています。これは禁煙外来の成功率31%を上回る数値です。

今回の資金は、法人向けビジネス部門の採用強化に充当します。


習慣は、特定の行動を定期的にくり返すことで形成されます。習慣となった行動は精神的な労力を必要とせずに遂行することが可能です。

たとえば、歯磨きのような日常的な活動は、開始時に負担を感じず、実施時に細かい悩みを抱えることなく行われます。これは脳がくり返しの行動をパターン化し、効率的に実行できるようになるためです。

人が中長期的な目標を達成したい場合、その目標に向かう行動を習慣にできれば、成功率が向上するでしょう。しかし、多くの人にとって習慣化は難しい取り組みです。これは人間は保守的であり、現状に大きな問題がない限り、環境や行動の変化を受け入れるのが難しいという傾向があるためです。

そのため、多様なメソッドが考案され、インターネットや書籍で紹介されていますが、これらが長続きせず脱落するケースが多いのが実情です。こうしたことから、近年では習慣化をサポートするサービスへの注目が高まっているのです。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB アプリ ヘルスケア 健康 医療 株式会社 習慣化 資金調達 高齢者
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

クラフトアイスクリームブランド「HiO ICE CREAM」・クラフトバタースイーツブランド「Butters」展開の「HiOLI」が3億円調達
2021年9月3日、株式会社HiOLIは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 クラフトアイスクリームブランド「HiO ICE CREAM」とクラフトバタースイーツブランド「Butter…
沖縄県石垣島で手荷物即日配送サービス「RedCaps」を運営する「furasuco」が資金調達
2025年5月9日、株式会社furasucoは、資金調達を発表しました。 沖縄県石垣島で、手荷物即日配送サービス「RedCaps」を運営しています。 観光客の手荷物を、空港から宿泊施設にシームレスに配…
住宅ローン比較サービス「モゲチェック」や不動産投資サービス「INVASE」を運営する「MFS」が3億円の借入を実施
2023年7月18日、株式会社MFSは、株式会社三井住友銀行および株式会社東京スター銀行から総額約3億円の借入を実施したことを発表しました。 MFSは、住宅ローン比較サービス「モゲチェック」や、不動産…
NPO・医療機関などの活動団体の継続的な寄付募集を支援する「READYFOR 継続寄付」正式版がリリース
2022年2月1日、READYFOR株式会社は、「READYFOR 継続寄付」の正式版をリリースしたことを発表しました。 「READYFOR 継続寄付」は、NPO・医療機関などの活動団体が継続的に寄附…
行政サービスのデジタル化を手掛ける「グラファー」が12億円調達
2021年4月1日、株式会社グラファーは、総額約12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 グラファーは、デジタル行政プラットフォームを開発・提供しています。 具体的には以下のサービスを提供して…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集