注目のスタートアップ

アトピー性皮膚炎に特化した患者向けアプリ「ヒフメド」を提供する「Genon」が1.2億円調達

company

2023年12月22日、株式会社Genonは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Genonは、アトピー性皮膚炎に特化した患者向けアプリ「ヒフメド」を開発・提供しています。

患者自身が症状を記録しデータを分析する仕組みを提供し、医師と共に最適な治療法を見つけだすことをサポートしています。

また、オンライン診療も提供し、待ち時間の短縮や患者のストレス軽減にも貢献しています。

今回の資金は、事業・プロダクト開発、人材採用に充当します。


アトピー性皮膚炎とは、アレルギー反応と関連のある皮膚炎のことです。

その症状としては、強いかゆみのある湿疹が身体のさまざまな場所に発生するというものです。QOLに大きな影響を与えるほか、審美的にも患者に影響を与えます。

アトピー性皮膚炎は、アトピー素因やバリア機能が低下している皮膚状態などの体質的な要因と、アレルギー症状を起こす物質や皮膚への外部刺激など環境的な要因が複合して症状としてあらわれるものであるため、その原因を突き止めることが難しいという特徴があります。

多くは乳幼児期に発症し、成長と共に治っていくケースが多いのですが、大人になっても続いていたり、治った人が再発するというケースもあります。

とくに大人のアトピー性皮膚炎は成長に伴って治るということがあまり見込めないため、適切な治療を継続する必要があります。

アトピー性皮膚炎の治療スタイルは、薬物療法・スキンケア・悪化要因の除去の3点から成り立っています。

スキンケアや悪化要因の除去については患者自身の努力も必要であることから、この領域におけるサポートを強化することが重要といえます。

「ヒフメド」は、患者自身が症状を記録することで詳細な症状を医師に伝え、丁寧な治療を医師と共に実現することを目指しています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ アプリ データ 医療 患者 株式会社 治療 疾患 記録 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

建設・土木の生産支援クラウド運営の「フォトラクション」が1億円調達
2019年3月29日、株式会社フォトラクションは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 建設・土木向け生産支援クラウド「Photoruction」を運営しています。 データ整理や資料作…
保育園や教育分野での集金業務のキャッシュレス化・DXを実現する「enpay」などを手がける「エンペイ」が8.5億円調達
2023年12月20日、株式会社エンペイは、総額8億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エンペイは、保育園や教育分野での集金業務のキャッシュレス化・DXを実現する「enpay」や、…
地域SNS「ピアッザ」展開の「PIAZZA」が2億円調達 大阪市・鉄道事業者7社と連携
2021年12月6日、PIAZZA株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、大阪市と、大阪市高速電気軌道株式会社、近畿日本鉄道株式会社、京阪ホールディングス株式会社、南海電…
「Sales Navi」が1.7億円調達 AIコーチにより営業指導をサポートする営業標準化システム「Sales Navi」を正式リリース
2023年3月15日、株式会社Sales Naviは、1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、営業標準化システム「Sales Navi」を正式リリースしたことも併せて発表しま…
フィットネス×テックの「LIFE CREATE」が6.3億円調達
2019年9月10日、株式会社LIFE CREATEは、総額6億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ホット・ヨガ・スタジオ「loIve(ロイブ)」、サーフ・エクササイズ「Surf …

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集