注目のスタートアップ

在庫分析クラウド「FULL KAITEN」を提供する「フルカイテン」が3.5億円調達

company

2023年11月27日、フルカイテン株式会社は、株式会社日本政策金融公庫からスタートアップ支援資金の新株予約権付融資によって3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

今回の調達は2023年6月までに実施したジャフコ グループ株式会社をリードインベスターとして実施した総額8.1億円の第三者割当増資に関連するものです。資金調達は合計11.6億円で終了しました。これまでの累計資金調達額は合計23億円となりました。

フルカイテンは、在庫分析クラウド「FULL KAITEN」を開発・提供しています。

在庫効率を向上させるための在庫分析機能をクラウドサービスとして提供しています。

プロパー消化率の向上、在庫移動の適正化、効果検証の質向上、不要な値引きの抑制、在庫回転率の向上、業務負荷と属人化の解消を実現します。

今回の資金は、プロダクト開発と採用強化に充当します。


小売業において、在庫を適切に管理し、機会損失を最小限に抑えることは重要な要素のひとつです。しかし、過度な機会損失のリスクを恐れ、多くの事業者が過剰な在庫を抱え込んでいます。

過剰在庫が引き起こす問題には、商品価値の低下や在庫管理の負担増加などがあるため、これらを改善することで収益向上が可能です。

過剰在庫発生の背景としては、需要予測や情報共有の不足が挙げられます。そのため、適切な在庫管理を確保するためには、専用のシステムを導入することが不可欠です。

フルカイテンは、在庫分析クラウド「FULL KAITEN」の提供により、従来の在庫分析が抱えていた課題の解決を目指しています。

具体的には、EC・店舗・倉庫など、すべての在庫をAIによって予測・分析し、商品力を見える化。その後、適切な商品を正しい販促施策で活用し、利益に変換することで、適切な在庫管理を実現します。

デジタル化は、以前は非効率的だった業務を大幅に効率化する可能性があります。企業が利益を最大化するためには、最適なソリューションを見つける必要があります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また全社的なシステム整備のためには資金も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウも提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB EC クラウド サプライチェーン システム データ 予測 倉庫 分析 商品 在庫 小売 店舗 最大化 株式会社 見える化 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

位置情報データの活用を可能にするクラウドサービスなどを提供する「クロスロケーションズ」が3.8億円調達
2022年8月4日、クロスロケーションズ株式会社は、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 クロスロケーションズは、独自開発の位置情報ビッグデータ解析エンジン「Location…
スポーツ・ビジネスのPR・採用プラットフォーム運営の「HALF TIME」が1億円調達
2020年7月9日、HALF TIME株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 スポーツ・ビジネスの専門メディア「HALF TIME(ハーフタイム)マガジン」や、スポーツ・ビジネ…
電子機器の放熱性の課題を解決する新素材「Thermalnite」を開発した「U-MAP」が3億円調達
2020年6月19日、株式会社U-MAPは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 名古屋大学 宇治原研究室(未来材料・システム研究所)の研究成果である繊維状窒化アルミニウム単結晶(「T…
AR現場支援ソリューション「Dive」を開発・提供する「エピソテック」が3,000万円調達
2023年11月8日、エピソテック株式会社は、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、福井コンピュータホールディングス株式会社のコーポレートベンチャーキャピタルであるIFAC…
商談解析クラウド「ailead」提供の「バベル」が14.6億円調達
2022年4月27日、株式会社バベルは、総額約14億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 バベルは、商談解析クラウド「ailead(エーアイリード)」を提供しています(2022年4月…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集