注目のスタートアップ

船の自動運転技術を開発する「エイトノット」が「セイカダイヤエンジン」と資本業務提携

company

2023年8月1日、株式会社エイトノットは、セイカダイヤエンジン株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

エイトノットは、自動操船アシストと将来的に無人航行を可能にする小型船舶向け自律航行プラットフォーム「エイトノットAI CAPTAIN」や、その関連製品の開発・提供を行っています。

「エイトノットAI CAPTAIN」は、全自動で安全航行を実現する小型船舶向けの自律航行プラットフォームです。

数クリックでAIが自動で最適なルートを設定するほか、センサーによって障害物・他船を検出しAIによって自動で危険を回避したり、自動で離岸・着岸を行うことができます。

既存の小型船舶でも改造・センサー機器を追加することで自動航行を実現できます。

セイカダイヤエンジンは、三菱重工エンジン&ターボチャージャ製舶用エンジンの国内総代理店として事業を展開しています。

セイカダイヤエンジンとの協業により、自律航行プラットフォーム「エイトノット AI CAPTAIN」を中心としたさまざまな次世代ソリューションの提案を行っていきます。


自動車の自動運転やドローンの自律航行など、さまざまな領域で自動運転技術が活用されています。

自動車などの自立化・自動化の技術は、走行にあたっての省力化と安全性の向上につながることから、少子高齢化によって高齢者の増加と人手不足が進む国内において重要な技術として開発が推進されています。

日本は四方を海に囲まれた島国であり、船は沿岸地域や離島において重要な移動手段のひとつです。一方で近年は、人手不足や高齢化によって船員が不足しており、沿岸地域や離島における船という交通インフラが失われてしまうことが懸念されています。

そこで注目されているのが、船舶の自動航行技術です。

単純な自動操舵だけであれば以前から実用化されてはいましたが、多くの船舶が行き交う領域では慎重な航行をしなくてはならないほか、海上にある漁具や流木などの障害物を避けたりといった複雑な航行が求められます。

エイトノットは、こうした高度な自動航行を実現するプラットフォームの提供により、船舶の課題解決を目指しています。

事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI 株式会社 海上 自動運転技術 船舶 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

医療系専門人材を活用した医療・ヘルスケア事業支援を展開する「xCARE」が資金調達 
2022年5月19日、株式会社xCAREは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、事業拡大に伴い、神戸医療産業都市内に神戸支社を設立したことも併せて発表しました。 xCAREは、医療業界の専門…
TikTokのマーケティングエージェンシー事業を展開する「NEL」が資金調達
2023年3月2日、NEL株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 NELは、TikTokのマーケティングエージェンシー事業を展開しています。 縦型動画を中心に、企業の要望に合わせたキャステ…
軽量データ構造化AI「INDXエンジン」を開発する「INDX」が1億円調達
2025年9月30日、株式会社INDXは、総額1億円の資金調達を発表しました。 INDXは、軽量データ構造化AI「INDXエンジン」を開発しています。 企業の機密情報を外部に出すことなく、非構造化デー…
ネット不動産投資サービスブランド「RENOSY」を手がける「GA technologies」が4億円の融資契約を締結
2024年6月26日、株式会社GA technologiesは、株式会社千葉銀行が提供する「ちばぎんSDGsリーダーズローン(サステナビリティ・リンク・ローン型)」において4億円の融資契約(無担保・無…
運送会社向け運行管理プロダクト「D-connect」などを提供する「route-D」が6000万円調達
2024年10月22日、株式会社route-Dは、総額6000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 route-Dは、運行管理アプリ「D-connect」や、物流コンサルティング事業などを通じ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集