注目のスタートアップ

スマートホームサービス「SpaceCore」を提供する「アクセルラボ」が3.9億円調達

company

2023年7月26日、株式会社アクセルラボは、3億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、石田克史氏(ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社:代表取締役会長兼社長 CEO)です。

シリーズAで25.5億円の資金調達を実施しており、シリーズBでの調達額を合わせて約38.2億円の資金調達を実施しています。また、今回の資金調達によりシリーズBはクローズとなります。

アクセルラボは、スマートホームサービス「SpaceCore(スペース・コア)」を提供しています。

ホームIoT機器の連携・自動化・遠隔操作を実現するスマートホーム機能、物件のオーナーと居住者との契約などを効率化するリレーション機能、家の掃除や料理代行など地域に関する生活サービスを利用できる生活サービス機能を備えています。

また、2022年9月からは、IoTエンジンを他社サービスに提供する「alie+(アリープラス)」事業を開始しています。

IoTエンジンなどのソフトウェアの開発・提供だけでなく、各種IoTデバイスの調達や、導入時の設置・工事など、IoT導入企業やユーザーへのテクニカルサポートを自社で行い、IoTをワンストップで提供している点を特徴としています。

今回の資金は、新機能の開発、IoTデバイスの安定供給を目的としたデバイスの調達、ユーザーサポート体制の拡充、採用拡大に充当します。


IoT(モノのインターネット)とは、インターネットに接続されていなかったさまざまなモノをインターネットに接続することで、相互に情報のやり取りを実現する仕組みのことです。

IoTを活用することで、データの取得・分析や遠隔制御が可能となり、従来は不可能だったサービスの提供や、サービス・業務の高度化を実現できます。

IoTはすでにさまざまな領域で活用されており、たとえば、製造業ではアナログ計器の遠隔監視、不動産では鍵のデジタルでの管理(スマートロック)、小売業ではセンサーを活用した在庫管理や導線解析、住宅ではさまざまな家電を一元管理するスマートホームなどで活用されています。

昨今企業では、事業や業務の変革のため、デジタル化とデータ活用が推し進められており、IoTは「現場」が関係する領域において必要不可欠な技術・システムとしてさらに普及していくと考えられます。

こうしたなかアクセルラボは、スマートホーム領域で培ったIoTの知見を活かし、他社サービスや事業者向けにIoT技術を提供する「alie+」を展開しています。

デジタル時代において企業の利益を最大化させるためには、IoTなどのテクノロジーを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

また、大規模なシステム導入の際には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ API IoT IoTデバイス エンジン サービス システム スマートホーム 不動産 住宅 株式会社 生活 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「OLTA」が「きらぼし銀行」と共同で「OLTAクラウドファクタリング supported by きらぼし銀行」を開始
2022年6月16日、OLTA株式会社は、株式会社きらぼし銀行と共同で、ラウドファクタリング事業「OLTAクラウドファクタリング supported by きらぼし銀行」を立ち上げ、2022年6月16…
猫向けIoTトイレ「toletta」提供の「ハチたま」が2億円超調達
2019年12月25日、株式会社ハチたまは、総額2億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 スマートねこトイレ「toletta(トレッタ)」を開発・提供しています。 自動で猫の健康データを取得し…
AIを利用した高機能タンパク質の開発に取り組む「レボルカ」が3.5億円調達
2022年5月31日、株式会社レボルカは、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 レボルカは、東北大学工学研究科梅津光央教授が構築した基盤技術「進化分子工学と機械学習の組み合わ…
「ワンメディア」が4.2億円調達 クリエイター・ネットワーク事業を開始
2019年7月16日、ワンメディア株式会社は、総額4億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、動画クリエイターがデジタル・スクリーンで活躍することができ、評価される仕組み作りに特…
AI画像解析で栄養素を数値化する「カロミル」の運営元が1.7億円調達
ライフログテクノロジー株式会社は、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先の1社である、株式会社アドバンテッジリスクマネジメントとは業務提携も締結したことも発表しま…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集