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2023年7月6日汗中乳酸濃度を測定・可視化するウェアラブルデバイス「汗乳酸センサ」を開発する「グレースイメージング」が5.1億円調達

2023年7月5日、株式会社グレースイメージングは、総額5億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
グレースイメージングは、汗中乳酸濃度を測定・可視化するウェアラブルデバイス「汗乳酸センサ」を開発しています。
簡便かつ安価な汗乳酸センサにより、心臓リハビリテーションで行われる心配運動負荷検査(CPX検査)で検査する運動負荷の指標(ATポイント)を測定可能であることを医師主導治験で示しており、心臓リハビリテーションでの活用を目指しています。
また、ミズノ株式会社・ミズノスポーツサービス株式会社と共同で、汗乳酸センサを用いた運動負荷計測サービスをローンチしています。
今回の資金は、汗乳酸センサの量産・販売体制の構築、スポーツ・ヘルスケア展開の推進に充当します。
また、汗乳酸センサを含む各種ウェアラブルデバイスや患者報告アウトカムシステム(ePRO)のデータを一括管理し、最適な運動習慣を提供するSaMD(プログラム医療機器)の開発を加速する予定です。
心疾患は国内の死亡原因第2位の病気です。年間およそ20万人が心疾患によって亡くなっています。
心疾患は高齢化に伴い患者が増加しており、心臓リハビリテーション(心臓リハビリ)の重要性も高まっています。
心臓リハビリは、心臓病の患者の体力を回復させ、快適な家庭・社会生活を送れるようにするとともに、心臓病の再発や再入院を防止するために行う総合的活動プログラムのことです。その内容は、運動療法、学習活動、生活指導、相談など多岐にわたります。
心臓リハビリでは、患者それぞれの運動をする上での適切な強さを調べるため、心肺運動負荷試験(CPX)が行われることが定番となっています。
CPXでは、フィットネスバイクやランニングマシンと呼気ガスを測定できるマスクを装着し、身体にどれだけの運動負荷がかかっているかを調べます。その数値を基に最適な運動強度を導き出し、心臓リハビリのプログラム作成に利用しています。
グレースイメージングは、運動負荷を測定・可視化できるウェアラブルデバイスの実現により、より簡便でリアルタイムなCPXの実現とそれに伴う心臓リハビリの革新や、スポーツ・ヘルスケアでの応用を目指しています。
研究開発を続けるには、資金調達を成功させることも重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
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| 関連タグ | ウェアラブルデバイス ヘルスケア リハビリ 可視化 心臓 株式会社 検査 測定 資金調達 |
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