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ハンズフリー認証プラットフォームを提供する「PaylessGate」が1億円調達

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2023年6月7日、PaylessGate株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社レアゾン・ホールディングスです。

PaylessGateは、スマートフォンを起点とした非接触・非対面のハンズフリー認証を可能にする認証・決済プラットフォーム「SpeeIDy」を開発しています。

「SpeeIDy」は、スマートフォンに搭載されているBluetoothを用い、独自の超高精度の位置測定技術と、セキュリティの高い認証技術を組み合わせることで、スマートフォンを持ち歩くだけで、ハンズフリー・非接触の認証・決済を可能とするプラットフォームです。

イベント受付、ポイント・決済、自動改札、スマートキーなど、さまざまな認証・決済サービスと接続することが可能です。これにより分散していたデジタル認証を統合するプラットフォームとしても機能します。

今回の資金は、「SpeeIDy」の開発、ハンズフリー認証専用ハードウェアの開発のさらなる加速に充当します。


交通系電子マネーやクレジットカードのタッチ決済などは、専用の端末にかざすだけでスピーディに決済が完了されるという利便性の高い決済方法です。

コロナ禍では感染症対策のためにこうしたキャッシュレス決済の導入が進み、さまざまな人びとにその便利さが認識されるようになりました。

また、この仕組みは決済だけでなく、鍵の解錠などの認証でも利用されています。施設の入退場を無人化するためのコア技術として重要な技術となっています。

これらの決済・認証技術の課題としては、専用の読み取りデバイスが必要となること、決済・認証の際にカードやスマートフォンを取り出してかざさなくてはならないことなどが挙げられます。

PaylessGateの、決済・認証プラットフォームは、スマートフォンのBluetoothを利用し、ただ持ち歩くだけで決済・認証が完了されるというものです。カバンなどに入れたままでも決済・認証が可能であるため、たとえば無人店舗などにおける決済をシームレスに完了させるといったことを実現できます。

事業者側も市販のスマートフォンやタブレットを設置するだけで、決済・認証システムを導入できるため、ユーザー・事業者双方の導入・利用のハードルが低いという特徴もあります。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ スマートフォン セキュリティ プラットフォーム 技術 株式会社 決済 認証 資金調達 非接触
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