注目のスタートアップ

コミュニティストックフォトアプリを運営する「cizucu」が資金調達

company

2023年5月10日、株式会社cizucuは、資金調達を実施したことを発表しました。

また、運営するコミュニティストックフォトアプリ「cizucu(シズク)」サービス内において、企業が欲しい写真素材をリクエストできる新たな機能「写真リクエスト」と、企業による「協賛フォトコンテスト」の提供を開始したことも併せて発表しました。

「cizucu」は、コミュニティ型のストックフォトサービスです。

写真を撮るユーザーは、撮影した写真をアップロードすることで、自分だけのポートフォリオを作成したり、マーケットプレイスに出品したり、コンテストに応募したりすることができます。

写真を利用したいユーザーは、ライセンスの条件やサイズに合わせて1,650円(税込)から自由に購入できます。

「写真リクエスト」機能は、写真素材のイメージを文章で伝えることで、AIによる厳選された写真素材の提案を受けられるサービスです。さらに公式アカウントを開設し、「フォトコンテスト」を開催することも可能です。


ストックフォトサービスとは、予め用意された複数の写真素材のなかから、企業などが目的に合った素材を選び、使用料・ライセンス料を支払うことで商業で利用できるサービスのことです。

ストックフォトは、必要な素材を迅速かつ使用目的に応じて手に入れられるというメリットがあり、インターネットにおける広告やメディアの成長に伴い、市場が拡大しています。

「cizucu」は、こうしたストックフォトにおいて、コミュニティ型であることを特徴としています。

写真を軸としたコミュニティサービスとしては、世界的に有名なInstagramなどのSNSがあります。

一方でInstagramなどのSNSでは、クリエイターではない人びとがスマートフォンで撮影した写真も掲載され、日々消費されています。そのため、クリエイターが作家性を確立することが難しい場となってきており、新たなコミュニティやサービスが求められています。

「cizucu」は、クリエイターとして写真を投稿したいユーザーが集まるコミュニティでありながら、同時にストックフォトとして写真をライセンス販売することができるプラットフォームとなっています。

クリエイターの中だけでコミュニティが閉じるのではなく、企業・ブランドなどから必要とされる写真、あるいは企業・ブランドに自身を売り込むためにも活用できます。

クリエイターの仕事は、生成AI(Generative AI)の登場などにより厳しい状況下にあります。こういったクリエイターコミュニティが、どのようにクリエイターを支え、成長させていくのか注目が必要です。

事業の拡大のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ クリエイター コミュニティ コンテスト マーケットプレイス ライセンス 写真 出品 株式会社 素材 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

オンライン婚活「naco-do」運営の「いろもの」が6,500万円調達
2022年4月25日、株式会社いろものは、総額約6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 いろものは、オンライン婚活「naco-do」を運営しています。 真剣に結婚に取り組むユーザー同士…
店舗のデジタル化/無人化支援展開の「fixU」がスマートロック「RemoteLOCK」と連携開始
2022年5月25日、株式会社fixUは、株式会社構造計画研究所が提供するスマートロック「RemoteLOCK」との連携を開始したことを発表しました。 fixUは、店舗のデジタル化/無人化支援サービス…
LGBTsライフプランニングや住まい探しをサポートする「IRIS」が4,000万円調達
2022年3月25日、株式会社IRISは、4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 IRISは、ライフプランニングや住まい探しをサポートする事業を展開しています。 スタッフはLGBTs当…
「ニューステクノロジー」と「Spready」が共同でtoB向け成果報酬型商談獲得サービス「SUSUMERU」をリリース
2020年5月21日、株式会社ニューステクノロジーと、Spready株式会社は、「SUSUMERU」の提供を共同で開始したことを発表しました。 「SUSUMERU」は、toB向け成果報酬型商談獲得サー…
絹タンパク素材とそれを用いたプロダクトを開発・提供する「ながすな繭」が7,500万円調達
2023年2月8日、ながすな繭株式会社は、総額7,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ながすな繭は、絹織物をはじめとする伝統的なシルク産業の加工技術に、粉砕加工や微細加工などの技術を組…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集