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ノーコード型製品開発プラットフォーム「PRISM」を開発・提供する「Things」が2.2億円調達

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2023年3月15日、株式会社Thingsは、総額2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Thingsは、ノーコード型製品開発プラットフォーム「PRISM」を開発・提供しています。

BOM(Bill of Material:部品表)管理、図面管理、原価管理など、製品開発に必要な製品データベースをノーコードで、誰でも簡単に構築できるクラウドサービスです。

正式版のリリースは、2023年5月を予定しています。

今回の資金は、「PRISM」の開発加速、顧客支援体制の強化に充当します。


かつて日本はものづくり大国として世界を制するほどの競争力を持っていました。

しかしバブル崩壊や、中国・韓国などの新興国企業の躍進、製品のコモディティ化などが重なり製造業は低迷していきました。

製造業がGDPに占める割合は1989年時点で26.5%あったものが、2017年には20.8%に縮小しています。

とはいえ、製造業の就業者は国内の全就業者のうち16.5%を占めており、日本の雇用を支える中核的な産業でもあります。

また製造業は非製造業よりも経済全体に対する波及効果が高いため、製造業を競争力を有する産業へと再び押し上げることが重要です。

一方、国内製造業はデジタル化が遅れており、他国との競争力が相対的に下がっていくという状況に置かれています。

そのため製造業ではデジタル化・DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が喫緊の課題となっているのです。

製造業の各工程では、CAD・図面、部品構成、価格情報、品質情報などのさまざまな情報が生み出されます。

従来の製造業ではこうしたデータはエクセルや高価な社内システムなどで管理されており、部門間の情報・データ連携が上手くいっておらず、非効率が生じています。

Thingsはこの課題を解決するため、バージョンごとの部品表(Bill of Material)をベースに、図面・使用・原価・在庫・調達データ・品質情報・製造情報などを紐づけることで製品マスターを構築し、部門間連携を円滑にするノーコードのクラウド型製品開発プラットフォーム「PRISM」を開発しています。

効率化はどの企業でも大きな課題となっています。創業期は最新のシステムを導入できる機会でもあるため、効果的なシステムやツールを選定・導入するとよいでしょう。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

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