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視線計測型VRストレスチェックシステム「ZEN EYE PRO」を開発する「ニューラルポート」が資金調達

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2023年3月13日、株式会社ニューラルポートは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、ロート製薬株式会社です。

ニューラルポートは、視線計測型VRストレスチェックシステム「ZEN EYE PRO」を開発しています。

「ZEN EYE PRO」は、視線データを使用したAI分析により、メンタルヘルスの状態を定量的に可視化するシステムです。

2022年12月23日に、VR HMD「PICO Neo3 Pro Eye」を用いた「EN EYE PRO」β版の販売を開始しています。

今回の資金は、「ZONE-Z」の開発に充当します。

「ZONE-Z」は、ユーザーのストレススコアに応じて「ゾーン(超集中状態)」を生み出すIoMT(Internet of Medical Things)です。


厚生労働省の「平成30年版厚生労働白書」によると、2017年においてこころの病気の患者数は約300万人となっています。

さらに新型コロナウイルス感染症の流行により、国内では鬱病の患者が倍増したとの報告もあります。

メンタルヘルスの不調は目に見えないため気づきにくく、本人でも把握できないこともよくあります。

そのため、企業・学校・スポーツチームなど、さまざまな領域でメンタルヘルスの状態を可視化するシステムが必要とされています。

ニューラルポートの「ZEN EYE PRO」は、VRゴーグルのアイトラッキング機能を用いたストレスチェックシステムです。

アイトラッキング(視線計測・追跡)とは、その言葉のとおり視線の動きを捉える技術のことです。

このアイトラッキングは医療・福祉以外にもさまざまな場所で活用されていますが、近年はVRでの没入感の向上のためにも活用できると注目されています。

さらに、このアイトラッキング技術は、ストレスの測定や認知症の早期発見ができることが研究によって明らかになっています。

5G時代ではVRゴーグルは大きく普及することが見込まれており、それに伴い、VRゴーグルを活用した簡易的なメンタルヘルス診断なども普及すると考えられます。

心身の状態は仕事をするために重要です。また、人を雇う場合、自分だけではなく従業員の状態も管理しなくてはなりません。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「オフィス移転手帳」では、ストレスチェック実施のノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
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