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末梢性神経障害性疼痛を対象した治療薬を開発する「AlphaNavi Pharma」が6.1億円調達

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2023年3月1日、AlphaNavi Pharma株式会社は、総額約6億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

AlphaNavi Pharmaは、治療抵抗性の疼痛疾患に対する非オピオイド系鎮痛薬を社会に届ける事を目標に、2019年1月に創業したバイオベンチャー企業です。

住友ファーマ株式会社(旧:大日本住友製薬株式会社)から選択的な電位依存性ナトリウムチャネルNav1.7、Nav1.8、Nav1.9阻害剤である「ANP-230」の製造・開発・販売権のライセンスを受けています。

「ANP-230」は、米国・英国・日本において複数の第1相試験(フェーズI)を完了しており、現在は国内において小児四肢疼痛発作症を対象とした第1/2相試験を実施しています。


疼痛(とうつう)とは、医学でいう「痛み」のことです。

疼痛疾患には、なんらかの外傷・感染症などによって生じる痛みや、神経の圧迫や神経伝達の障害によって起こる痛みなどがあります。

AlphaNavi Pharmaが対象としている小児四肢疼痛発作症は、乳幼児期から発作性に手足の痛みが生じる病気であり、小学~中学時に症状が顕著となります。

痛みは非常に強く耐えがたいものであり、日常生活に支障が出ることもあります。

小児四肢疼痛発作症に帯する有効な治療法はなく、通常の鎮痛剤などで対応しているという現状となっています。

AlphaNavi Pharmaは、この小児四肢疼痛発作症を対象とした新薬を開発しています。

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