注目のスタートアップ

税理士事務所に特化したSaaS「ZoooU」を提供する「Beso」が資金調達

company

2022年12月22日、株式会社Besoは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、三菱UFJキャピタル株式会社が運営する「三菱UFJキャピタル8号投資事業有限責任組合」です。

Besoは、税理士事務所に特化したSaaS「ZoooU(ゾー)」を提供しています。

業務の仕組み化、定型業務のタスクの自動化によって業務効率化とミス削減を実現し、さらに顧問先の経営課題の資産化やニーズの資産化を事務所で共有する機能により、付加価値を高めるための業務を支援します。

今回の資金は、「ZoooU」の開発と導入促進に充当する予定です。

10年に1度実施される「税理士実態調査」。2014年1月1日時点での調査データによると、税理士の53.8%が60歳以上であり、20代はわずか0.6%しか存在していないことがわかります。

税理士業界は非常に高齢化が進展しており、事務所の事業承継問題や、デジタル化の遅れの問題などが発生しています。

また税理士試験受験者と合格者についても年々減少が続いており、2005年に約5.6万人いた受験者は、2022年には約2.9万人へと減少しています。

合格者については、2005年は1,055名でしたが、2022年は620名となっています。

税理士事務所においてはデジタル化が進むにつれてコンサルティング業務がメインになっていくと考えられます。

こうした流れのなか、Besoは「ZoooU」を通じて税理士事務所の定型業務を自動化することで業務効率化と業務レベルの標準化を実現し、付加価値向上に取り組むことができる環境の構築を支援しています。

効率化はどの業界でも大きな課題となっています。創業期は最新のシステムを導入できる機会でもあるため、自社に合ったシステム・ツールを選定・導入するとよいでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ SaaS 株式会社 税理士 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

車窓XRを開発する「DUAL MOVE」が2.7億円調達
2025年10月6日、株式会社DUAL MOVEは、2億6600万円の資金調達を発表しました。 引受先は、TPR株式会社です。 DUAL MOVEは、自動車などの車窓への映像表示を可能にし、車窓越しに…
感覚共有技術「BodySharing」の研究開発・事業開発を手がける「H2L」が資金調達
2023年3月30日、H2L株式会社は、トヨタ紡織株式会社をリード投資家とする資金調達を実施したことを発表しました。 H2Lは、感覚共有技術「BodySharing」の研究開発と事業開発を手がけていま…
NFT販売サービス「HEXA」運営の「メディアエクイティ」がデジタルマーケティングの「クラウドサーカス」と資本業務提携
2021年12月20日、メディアエクイティ株式会社は、クラウドサーカス株式会社と資本業務提携を行うことを決定したことを発表しました。 メディアエクイティは、NFT販売サービス「HEXA(ヘキサ)」を運…
空飛ぶクルマと物流ドローンを開発する「SkyDrive」が96億円調達
2022年9月26日、株式会社SkyDriveは、総額96億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SkyDriveは、空飛ぶクルマと、30kgの荷物を運搬できる物流ドローン「SkyLift」を開…
宿泊施設向けオールインワンサービスを提供する「Check Inn」が1億円調達
2023年9月1日、Check Inn株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Check Innは、宿泊業界に特化したオールインワンツール「Check Inn」を提供しています…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集