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足腰力測定システムを開発する慶應義塾大学理工学部発スタートアップ「AYUMI BIONICS」が資金調達

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2022年10月21日、株式会社AYUMI BIONICSは、資金調達を実施したことを発表しました。

AYUMI BIONICSは、足腰力測定システムを開発する慶應義塾大学理工学部発スタートアップです。

足腰力(バランス力・膝筋力・歩行力)を測定し、足腰力の維持・向上につなげることで、健康寿命を延ばすことを目指しています。

足腰力とは、AYUMI BIONICSの研究にもとづいた独自指標で、バランス力、ひざ筋力、歩行力で構成されています。

この足腰力は、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)に関わる疾患において重要な能力です。

ロコモティブシンドロームとは、運動器の障害により移動機能が低下した状態のことです。

介護が必要となる人のうち、全体の約35%が運動器の障害(運動器疾患、高齢による衰弱)によるものであることが、2013年時のデータによってわかっています。

ロコモティブシンドロームにより移動機能が低下すると、骨が弱っていき、骨粗鬆症を発症しやすくなります。さらに骨粗鬆症を発症し、ベッド上で過ごす時間が増えると認知症を発症するリスクが高まります。

つまりロコモティブシンドロームは健康寿命に大きく関係してくるものであるといえます。

ロコモティブシンドロームの診断は、問診や身体診察、画像検査などによって行います。

AYUMI BIONICSの足腰力測定システムにより、さらに詳しく診断できるようになれば、個々人にとって最適な対策を実施することができるようになるでしょう。

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